2015年8月27日木曜日

熟年留学の準備は大変!


*皆さんもどこかで見たような気がしませんか?これは3年前の3月に撮影。シチリア島・パレルモのマッシモ劇場です。映画「ゴッドファーザー」シリーズの最後の舞台となった場所です。


 いよいよ熟年語学留学のため9月1日にイタリアに出発します!


 今から9年前、イタリア・フィレンツェを拠点に語学留学しながら、ヨーロッパ各地を旅することを決めました。まず始めたのがイタリア語のレッスン。初めの学習は東京・半蔵門にあるイタリア文化会館からスタートしました。
 ここは大使館のいわば外郭団体の様な所で、イタリア文化を紹介する各種のイベントを行っていますが、語学教室も充実していて、しかも入学金無しで授業料のみでした。
 ここで週に一回、1時間半グループレッスンを受けました。5年間学びましたが、中級あたりになると、初めは15人ほどいたクラスも一人減り、二人減り、5年目にはたった3人になって継続不可能になってしまいました。
 そこで「少人数でもOK」というチェッリーニという語学学校に移り、現在までトータルで9年間学んできました。正直言って還暦前後の勉強ですので、20代、30代の人たちについていくのは大変でしたが、出勤途中に復習したり、土日に予習したりで、何とかついていきました。
 半年前に、先生のフランチェスコさんと相談し、留学生など周辺からの評判の良い「KOINE」という学校に決めて、先生経由でメールなどでやり取りし、入学を決めました。
 学費は円換算で、1年分約65万円、妻も初級で通うので130万円。これで月-金で9時から13時で48週分です。日本と比較すれば安いですね。
 留学するにはまず「ビザの取得」が一つの山です!
 入学許可証を学校からもらい、かつ住居を用意してもらう必要があります。入学金・授業料を払うと、学校側はすぐにこちらの要望に沿ったアパートを提示、こちらも同意してすぎに決まりました。有名なピッティ宮の近くの、日本で言う1LDK(シャワーのみ)です。
 これで月額約14,5万円(ライフライン代含む)で、電気製品や家具、台所用品とかがすでについているので、まずまずかなと思います。
 その他、1年間分をカバーする海外傷害保険など、書類をすべて用意して、7月初めに大使館に申請し、2週間後に無事ビザを受け取りました。
 
 私の場合は丁度65歳になり、退職したこともありで、失業保険や年金機構に行って手続したり、転居届やライフラインの停止などもありで、結構忙しく過ごしました。
 2年間不在だと、その間の税金や健康保険など、色々な支払いが出来なくなるので、1年分前払いしたり、やむを得ないものは来年7月ごろに1時帰国した時の支払いにするなど、複雑でした。
 それらに何とかめどをつけて、今は最後の荷造り中です。23キロまでのスーツケースで一人2個。普段の海外旅行よりゆとりのはずが、2年分となると、持っていく物の選択・絞り込みが大変です。最近はめっきり涼しくなったので、いったん入れた半袖などの真夏物を一部撤去し、代わりに秋物・長袖を入れ替えました。
 
 それから、せっかくシャッターチャンスの多い海外を旅するので、カメラも新しいのを購入しました。一眼レフタイプの形で、より軽くて手ごろなミラーレスです。
 ご近所のカメラに詳しい人のアドバイスを受け、とりあえず望遠カメラは後回しで、普通のレンズで、1か月ほど試し撮りしながら、カメラとレンズの特性をつかむつもりです。
*これも同じシチリア・カターニャのシーフードレストランの魚介類盛り合わせ。
 南イタリアはタコとか小魚など焼いたり、時には生で日本の半額程度で食べられます。


*ナポリから見たヴェスヴィオ山。この山頂付近は例のポンペイを埋めた爆発で飛んだそうです。


新しいカメラで、もう少し腕を上げて皆さんに、「素敵なイタリア」の様子をご覧いただこうと思います。お楽しみに!









2015年8月20日木曜日

イタリア留学壮行会❗️



今夜はイタリア語の先生と生徒、元生徒の皆さん主催で、私とカミさんの壮行会❗️場所は高田馬場のダイパエサーニ、日本に住むイタリア人が泣いて喜ぶ懐かしい味で評判の店です。多い時は半分がイタリア人という日もあります。料理が美味しいので、皆さん笑顔が綺麗ですね。

2015年8月14日金曜日

千歳烏山の小さなイタリア

今夜は職場の後輩御夫婦とピザ会。千歳烏山の小さなイタリア、ディーノでのピザ会です。前菜、ピザ、食後酒共に楽しみました!何故か、半月後にイタリアに行くのに、イタ飯ばかり食べてる私です。

2015年8月9日日曜日

何故イタリアか? フィレンツェか?

<何故イタリア留学したの?フィレンツェを選んだの?>


 65歳のイタリア語学留学まであと3週間となり

ました。暇なのか忙しいのか分かりませんが、

とりあえず少しずつ荷造り他の準備を汗をかき

かき進めています。

 とりあえず約1年間の滞在予定ですが、出発

がまだ暑い9月1日なので、結局春夏秋冬の服

が必要になりそうです。カジュアルな服装や靴

などはイタリアで安くていいのが手に入りそうな

ので、「半袖ポロ」「長袖シャツ」などタイプ別に2

着ずつまで、と心に決めて選択中です。
 

 前回あまり触れていませんでしたが、今回の

計画を話す度、多くの人から「何故語学留学す

るの?」「何故イタリア・フィレンツェ」なの? と

聞かれます。

 「語学留学]する理由は、ヨーロッパ各地を旅

する拠点を一つ作り、そこから各地を旅したい

からです。


10日間程度の旅行では往復の時差等もこたえ

ますし、現地の人との交流もままなりません。

 拠点の国として「イタリア」を選んだのは、何回

か訪れたヨーロッパの国々を比較して、南の地

中海側の方が「物価が安い」「街並みも伝統的」

「人々が親しみやすい」「食べ物もうまい」という

印象で、それは昔も今も変わりません。




 「フィレンツェ」を選んだのは、日本在住のイタリア人教師

のフランチェスコさんが勧める「評判の良い語学学校」幾つ

かのうちの一つがフィレンツェにあり、フィレンツェ自体が日

本で言うと「京都」のような伝統歴史と文化都市であり、その

割に街の規模は「金沢」並みの中都市で、大都市に比べる

と、地域の人との交流もしやすいかな、などと思ったからで

す。

    この写真は3年前、南イタリアを旅した時に訪れたピザ

の本場ナポリの有名なピザ店で食べたピザ!
 
1枚が約4ユーロ、現在のレートで約560円という安さ。
 

 地元ワインやサラダも込みで二人で16ユーロ、2千円とちょっとで味にもボリュームにも大満足し

ました。お店の人たちも自分の店、味に誇りを持って働いている感じで、ナポリが好きになりまし

た。とかくゴミとかマフィアとか、危険だとか、余り観光ツァーも自由にさせてもらえないナポリです

が、気を付けて旅すれば愛すべき街の一つです。

 イタリアに着いたら、地元の人でにぎわう店と料理をたくさん紹介しますね!

2015年8月3日月曜日

熟年イタリア留学生のブログです!

<フィレンツェを拠点に、イタリア&ヨーロッパを旅する>



 私は現在65歳の男性で、これまでマスコミの

世界で約40年働いていましたが、6月で退職。

 若いときからの夢だった海外暮らしを実現しよ

うと、9月からイタリアに語学留学で約2年ほど

行くことにしました。

 この「留学」のメインの目的は、世界で一番多

いというイタリアの世界遺産めぐりです。合わせ

て個性豊かなイタリアの地方料理とワインを味

わうことです。そして学校が休みのときには少し

足を延ばしヨーロッパ各地も訪ねます。


 この写真はイタリア南部のアルベルベッロという町のとん

がり屋根の家「トゥルッリ」の街並みです。ここも世界遺産の

一つで、今から3年前の余り観光客のいない3月に撮影し

ました。

 私は小さい頃から外国の文化に興味を持っていました。

今から思えば、小学生時代に読んだ「少年少女世界名作全

集」などの影響があるかもしれません。

 そして高校生時代に作家・五木寛之さんの「さらば

モスクワ愚連隊」などの小説を読んで、登場する主人公が、

横浜から船でナホトカに渡り、1週間かけてシベリア鉄道で

モスクワ、さらには北欧まで旅していることに憧れを持ちました。

 そして大学に入った後は、マージャンやサークル活動に興じる同級生を横目にバイトに明け暮

れ、2年生の夏に約2か月間のヨーロッパ旅行を実現しました。

 その頃には格安旅行券が出始めていて、私は南回りのいわば各駅停車のエジプト航空でカイロ

で乗り継ぎ、ローマへ。リュックサックに寝袋を担いで、ユースホステルや2等車乗り放題の鉄道パ

スを利用して、当時の西ヨーロッパ13か国を廻りました。

 その後就職活動する時には、マスコミの世界に進むか、海外での仕事をする機会の多い商社や

メーカーに進むか迷いましたが、縁あってマスコミの世界に身を投じることになり、その仕事が多忙

なこともあって、海外の事はしばらく封印、旅行も控えざるを得ませんでした。

 そんな私も55歳を迎えて、定年退職も先に見えてきたのを機会に、海外旅行を妻とともに30数

年ぶりに再開し、ヨーロッパの中でも懐かしい地中海沿岸のスペイン、ポルトガル、イタリアなどを

訪ねました。

しかしヨーロッパ旅行は時差も8時間あり、片

道で乗り継ぎ含めて約15時間かかることもあ

り、経費も含めて考えると、年2回がやっとのと

ころです。

 まだまだ行きたい国や街がたくさんあることを

考え、思いついたのが海外定住です。ある町を

拠点にして語学留学でビザを取って暮らし、そ

こから週末ごとに近場の街へ。まとまった休暇

を取れたら近隣諸国を訪ねるという形です。

 定住先の候補はヨーロッパの中でも「人間臭

さ」の残る地中海諸国から選ぼうと、NHKのテレ


ビの語学番組のスペイン語、フランス語、イタリア語を学ん

でみて、結局発音面から日本人に入りやすいイタリア語を

選び、定住地にすることにしました。


 そして東京・半蔵門にあるイタリア文化会館のイタリア語

の教室に週1回通い始めました。

そこで知り合ったイタリア人教師の勧める幾つかの街の学

校の中から、フィレンツェの学校に決めました。







 フィレンツェは日本で言えば京都のような古都。街の規模

は人口が約40万程度なので、金沢程度の中都市でもあり

ます。

 ローマやミラノに比べると小さいので、暮らしやすそうにも

思えて決めました。

 今は出発1か月前、色々手続きをしたり、調べることも多

いのですが、その準備の苦労も含めて興味のある方に読ん

で頂ければ幸いです。