<アンデスにはインカ以前にも長い歴史があった!>
以前から、私達と同じ「モンゴロイド」を祖先に持つアメリカ大陸の先住民には興味がありましたが、丁度上野の国立科学博物館で「古代アンデス文明展」が開催していたので行って来ました。
有名なインカ文明は日本でいえば室町時代頃が全盛ですが、アンデスにはエジプトと変わらない、紀元前3千年前から文明があったそうです。
展示会場はコンパクトでしたが、時代ごとに優しくパネルやビデオで説明され、展示されている品々も魅力的でした。
こちらは人からピューマ?に変身している像だとか・・・
とても豪華な飾り!
数千年前のものとは思えません。
土器は各時代共通で「表情」が面白い!
顔が凄い迫力!
金細工もすごい!
こちらは大きな貝殻のネックレス。
10本以上の管を組み合わせた楽器。
残念ながら一部だけですが、黄金の飾りです。
アンデスは金、銀共に採れたそうです。
織物も素晴らしく、大判のものが展示されていました。
極めつけは黄金の首飾り!
何故か文字がなかったインカで、記録、伝達用に使われた「ケープ」という組みひもです。
金製品はほとんどスペイン人が略奪したので、ペルーにはほとんど金製品は無いそうです。
こちらは貴重な10センチぐらいの小さな黄金像です。
こちらは墓の入り口にあたという木製の像。
素敵な展示品がいっぱいで、古代アンデス文明と、現在のペルーの国への関心が高まりました。
いつか南米に行きたいと思っていたのですが、あちこち周遊するより、古代からインカまでの遺跡を中心にペルーをゆっくり周りたくなりました。