<トスカーナの丘の上の大修道院>
イタリアからの帰国を前に、フィレンツェの隠れた名所?の一つ、チェルトーザ修道院に行ってきました。
ここは市の中心部からバスで約30分。静かな丘の上にある、大きな修道院です。
正式には「チェルトーザ・デッレ・ガルッツォ」。(ガルッツォの村の修道院)
「チェルトーザ」とは「修道院」のイタリア語です。
周囲はオリーブ林、葡萄農園など多くの作物や製品を製造している、経済的に独立しているようです。
あたりの景色はまさに「トスカーナ」。
豊かな農園が広がっています。
ここでは毎時間、僧侶の解説付きのグループ見学ツァーのみの見学が許されています。
入って左が修道院で作ったお酒やはちみつなどの販売所です。
待っている間、周囲の景色を堪能しました。
中には中央に立派な教会があります。
大半の建物は15,16世紀のものだそうです。
ルネッサンス時期のフィレンツェの若者たちの教育機関でもあったようです。
一番大きなホールは今は絵画館として、多くの宗教画が展示されています。
その多くが修復済みで、色鮮やかでした。
見学ツァーは最低6人からでしたが、日曜3時からのこの回は10人参加でした。
イタリア人は半分ぐらい?
解説は全部イタリア語。しかも早口で歴史の話をするので、半分ぐらいしか理解できませんでした。
修道院の中は中庭あり、回廊あり、教会ありで、中々見ごたえありました。
解説ツァーは約40分。ベテランの僧侶の方が息を切らしながら、歩いて解説。ご苦労様でした。
売店の下にあったはちみつ箱。
ここの僧侶たちは紙の修復も得意だそうで、1966年のアルノ川の洪水後にも、本の修復に活躍したそうです。
薬草や香料も扱っているようですし、色んな技術を持っている人たちなのですね。
皆さんにもぜひ訪れて欲しいところでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿