<映画で注目 アマルフィ&ソレント!>
ナポリ3泊のあとは、列車とバスで,ソレント&
アマルフィへ向いました。
ソレント半島の先にあるソレントへは、私鉄の
ヴェスヴィオ周遊鉄道に乗って、約1時間半。
列車の中で知り合った40歳近いカメリエーレの
方から、周りの乗客に怪しいのがいるから油断
するなと、注意を受けました。(幸い何もなくて
済みましたが)
アマルフィへ向いました。
ソレント半島の先にあるソレントへは、私鉄の
ヴェスヴィオ周遊鉄道に乗って、約1時間半。
列車の中で知り合った40歳近いカメリエーレの
方から、周りの乗客に怪しいのがいるから油断
するなと、注意を受けました。(幸い何もなくて
済みましたが)
確かに周りを良く見ると、ロマ風の家族や、暇そうな若者
グループなど、なるほど警戒が必要でした。
無事にソレントに着いて、駅前の駐車場で荷物の一時預
かりをしていたのでトランクを預け、今は市の博物館になっ
ている元・貴族の館を訪ねました。
この「テッラ・ノーヴァ」は、この地を治めた貴族の元邸宅
です。
この日はサロンを借り切って結婚式が行われ
るとか。
玄関から美しいブルーのシートが敷かれてい
る理由が良くわかりました。
この邸宅に残された調度品、食器、装飾品や
礼服などは素晴らしいものばかりで、この一族
の趣味の良さが感じ取れます。
イタリアには規模からいえばもっと大きな王宮
がたくさんありますが、ここは程よい広さと品の
良さで、非常に心地よい空間でした。
また、ここのもう一つの魅力は海の方向に続く
約300メートルの長い庭園です。両脇にはオレ
ンジ、レモン類の木々が続いています。
庭園の一番奥にあるのが展望台。右がソレン
ト半島で、中央に見えるのがヴェスヴィオ火山。
この日は天気も良く、最高のパノラマが楽しめ
ました!左の松も程よく、まるで浮世絵の風景
画の様な構図です。
ここで観光客は私たちだけ。この絶景をしばし
独占しました。
何故か、ここでナポリで朝買ったおやつを食
べました。駅前の人気店アッタナーシオの貝型
のパイ「ソフォリアテッレ」です。
左の生っぽい方はカスタードクリーム系、右の
焼いた方はまるで「クリ饅頭」のような食感でし
た。
ソレントからバス(プルマン)で約1時間半。絶景を見ながら
(たまに崖の下の海を見ながら)アマルフィに到着です。
ここでは奮発して4つ星の、ドゥーモ前広場に面したホテ
ルに宿泊です。
荷物を置いて、早速街歩きの開始。当然ドォーモ前からス
タートです。
日本でも映画「アマルフィ」で一躍有名になったドゥーモ
は、かつてアマルフィがヴェネツィアやジェノバと並ぶ4大海
運国の一つだった時から街の中心地でした。
階段を上って左の方に進むと、ロマネスク風
の「天国の回廊」や付属の博物館があり、多く
のフレスコ画、モザイク画を楽しむことが出来ま
す。
この教会は地下も御覧のように豪華で、この
地が海運で栄えたことを実感させてくれます。
私が一番気に入ったのが、ドゥーモの横にあ
るこのユーモラスな塔!
まるで何かの顔のように見えます。
アマルフィのドゥーモの正面はイタリアで一,
二を争う美しさですが、後ろは今一つです。
でもこの塔は後ろから見ても御覧のような感じ
で、素敵でした。
ホテルのフロントで、「今夜はドゥーモで、市民
たちのコンサートがある」と聞いて、夕食前に再
び訪ねました。
幾つかのコーラスグループが讃美歌などで自
慢の歌声・コーラスを披露していました。
夜のドォーモはライティングもされて、昼とは
違う顔。まるで女性が昼と夜で表情を変えたよ
うです。
ナポリだけでなく、アマルフィもまた活気のあ
る魚屋さんがありました。
マグロやサーモンだけでなく、カジキマグロ(ス
パーダ・刀の意)や太刀魚(バンデイエーラ・旗
の意)、アジやカツオに似たものなど、種類は沢
山ありました。
表の賑やかな商店街の裏側には、こんなトン
ネルのような通りがありました。アマルフィは切
り立った崖が多いので、海岸沿いの中心部と、
丘の上の住宅を結ぶ細い道、階段が沢山あり
ました。
夕食は、ホテルから紹介された海産物が美味
しいトラットリアで。
この店の前菜、インサラータ「フルッティ・ディ・
マーレ」は、カタクチイワシと野菜で、特産のレ
モンでさっぱりと頂きました。「モルト・ヴォ―
ノ!」
こちらはセコンド・ピアット」の「マグロのステー
キ・アマルフィ」。外側だけあぶって、中が生な
感じで、こちらも美味!
これらにプリモ・ピアットのパスタやヴィーノを
たっぷり飲んでも、二人で30ユーロ台で、とて
もリーズナブルでした。南イタリアのリストランテ
はとってもお値打ちです。
食事の後はアマルフィの港の散歩。ここは、
倉庫街。ライトアップされて、とてもロマンチ
ックです。
散歩の後はドゥーモ前広場に戻り、記念撮影。
私の横の噴水は、水の出口が女性の胸でした。
おもわずニヤついてしまいました。
こちらは私たちのホテル前で撮ったドゥーモ!
部屋の設備や広さなどからはとても4つ星に
見えない(小さい)家族経営のアット・ホームな
ホテルですが、部屋からの眺めだけは5つ星で
した!
それにしてもアマルフィは何処を撮っても「絵
になる街」でした・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿