2016年7月29日金曜日

東京・神田の小さなイタリア

  <高校時代の同級生とイタリアン!>


 イタリアから、8月末まで一時帰国中です。

 この休みを利用して、高校時代の柔道部の仲間たちと夕

食会をしました。

 場所は、メンバーの一人が長年ひいきにしている神田駅

近くのイタリアン居酒屋「ジュゲム」。

 ここは日本の季節の味&素材をイタリア料理の味付け

で、食べさせてくれるリーズナブルなお店です。

 前菜のハムやブルスケッタ、それにパスタに、アユのコン

フィイなど盛りだくさんのコース料理で一同満腹。

 皆さんの近況報告と私のイタリア報告で賑やかでした。

 「近々、母校の柔道場の建て替えが済んだら、一度柔道

着など借りたりして、記念撮影をしよう」と、65,66歳のおじ

さんたちは盛り上がりました。

2016年7月24日日曜日

東京の中の小さな”イタリア”

  <高田馬場のイタリアン”ダイ・パエサーニ”>


 7月13日から東京の自宅に一時帰国中です。

 何せ年なもので、病院の検査が幾つか・・・

 その合間に、懐かしき仲間・友人たちと再会しています。

 この日は仙台時代から20年間のつきあいという友人夫妻

と高田馬場のトラットリアで食事会をしました。

 彼らは現在息子さんとともに、旦那様の故郷である熊本

県のある町で、農業を営みながら暮らしています。今回は

私たちの帰国に合わせて、東京に来てくれました。

 これは前菜のトマトやペーストなど4種のブルスケッタで

す。

 このダイ・パエサーニは「同郷の人たち」という意味で、

私のイタリア語の先生の友人で、ダブルッツォというイタリア

中部の山間の町出身のジョゼッペさんが、同郷の料理人と

二人で1年半前に開店しました。

 料理人さんは元イタリア大使館のクォーコ(コック)で、サラ

ミ&ソーセージの職人でもあります。なので、前菜もサラミ

やプロシュートの盛り合わせみ頼みました。

 こちらはお肉たっぷりのラザニア・スペシャル!

 この店は、東京に住むイタリア人たちが故郷の懐かしい味

を楽しみに来ていて、日によっては客の半分がイタリア人た

ちです。

 まさに「ダイ・パエサーニ」(故郷の仲間たち)です。


 ショートパスタの「カバッリ?」の海鮮ソース和え。

 日本人向けの美味しい味でした!



















  こちらはこの店の定番、「羊のアロスティー

ニ」。イタリア版の「焼き鳥」です。この店のコー

ス(3700円)でもおなじみの味です。

イタリアでは時折、こうした串焼き(スピエディー

ニ)を目にします






 デザートは各自が好きなものを注文。

 これはぺスカ(桃)のシャーベット。

 こちらはチョコレートのドルチェ。





 




 こちらは、やはりコースの締めのドルチェの定番。

 ジェラートに、”ぬるい”チョコレートソースがぴったり合い

ます。

 この店の日本人のカメリエーレ(ボーイさん)と話したら、9

月に1か月、フィレンツェやアブルッツォに語学留学に行くそ

うです。

 この店は、東京・高田馬場の小さな”イタリア”にますます

なってきそうです。

 

2016年7月17日日曜日

スイス国境の街ティラーノは”ひろいもの”

*今、東京に一時帰国中です。様々な雑用は目途がつきましたが、今週は病院の検査&飲み会が待っています。その前に、先日のスイス旅行の帰り、イタリア側のティラーノという町が魅力的だったので、その報告をご覧ください。

  <素敵な貴族の館あり!>


  旅をしていると、期待以上に素敵な街に出会

うことがあります。

 スイスとの国境の街、ベルニナ線の始発駅の

あるティラーノはそんな街の一つです。

 ベルニナ線は箱根登山鉄道と姉妹協定を結

んでいるので、駅名もご覧の様に・・・

 ティラーノ駅前の商店街です。小さなホテルと

レストランが並んでいます。

 帰りのミラノまでの列車の乗り換えで、待ち時

間が約2時間あったので、近くの旧市街を散策

しました。

 歩いて5分もすると、ティラーノの旧市街の中

心にある教会に着きました。

 

 中は意外と(失礼)立派で、フレスコ画はもち

ろん、ステンドグラスが美しいのが印象的です。

 こうしたステンドグラスが幾つももありました。

 そして祭壇の大理石も立派!

 この立体的な装飾は珍しいと思います。

 旧市街のもう一つの中心は、この「パラッツィオ・サリス」。

 この街を長年支配していた貴族の館で、修復も進んで、公

開中です。

 団体客はあまり来ていません。ほとんどは欧米系のご夫

婦や友人同士の観光客です

 イヤホーンガイドは日本語もありました!

 案内に従って階段を上り、2階から見学。

 全体に重厚な作りです。

 この館で驚いたのは、天井や壁いっぱいのフ

レスコ画です。

 ご覧になってお分かりの様に、いずれも修復

が完璧に行われたばかりのようです。

 館は通りに面して横長になっていて、多くの部

屋が続きであります。

 どの部屋のフレスコ画も素晴らしく、色鮮やか

です。

 

 正直、こんなに素敵なフレスコ画はあまり見た

ことがありません。

 天井を見上げてばかりなので、最後のほうは

首が痛くなるほどです。

 この貴族は、通りに面した4つの館をすべて

買い取って改装したとか・・・・

 ここはその中庭です。

 そしてもう一つの魅力がこの庭園です。

 美しいバラと、周辺のアルプスの山々!


 貴族の館としては「五つ星」ランクの館です。

 名前は国際的にはほとんど知られていないけれど、「実は

すごい!」。

 そんな貴族の館に偶然出会えてうれしい限りです。

 ティラーノの「パラッツィオ・サリス」。よろしければお訪ねく

ださい。

*案内の学芸員(女性)が熱心で、「なぜここを知ったのか?」など質問されました。そのうち、もう少し知られるようになるかも・・・・

2016年7月10日日曜日

スイス絶景アルプスでハイキング! 

*12日(火)の朝フィレンツェ発で東京に,8月末まで一時帰国します。パソコンが順調に再稼働するまで、ブログの新規更新少々お待ちください・・・その前に晴れ男による山々の写真をどうぞ!

  <展望台からの絶景と、最高の山歩き>


 スイスのサン・モリッツを拠点にしたアルプス

の旅。山歩きの二日目は、ディアヴォレッツァの

展望台と、アルプ・グリュム周辺の山歩きです。

 午後からまた曇りそうだったので、午前9時前

のベルニナ線に乗り、約30分で、ディアヴォレ

ッツァ駅へ。

 ロープウェーに乗り換えて上ること約10分。

 ディアヴォレッツァの展望台に向かいます。

 運転手さんたちはイタリア語で会話していまし

た。

 

 途中の車内から見える風景も絶景です!

 スイスが山と湖の国だとよくわかります。

 途中の沼は、ご覧の様に半分凍ったままでし

た。展望台付近の気温は5度前後だとか。

 セーターに薄いジャンパーとか、厚着をしてき

たほうがよさそうです。

 頂上に着いたら、少しずつ雲が去って、青空

がのぞいてきました!真にラッキーでした。

 これはピッツ・パリュ山。(標高約3900メート

ル)両側にこぶがあるのが特徴です。

 こちらはベラヴィスタ。(標高3922メートル)。

 「素晴らしい風景」という意味通りの姿です。

 アルプスの連山を背景に記念写真です。

 振り返ったら、レストラン&駅の窓に、絶景と

私たちが写っていて、こちらもパチリ!















 そして最後には、主峰のピッツ・ベルニナ(標

高4026メートル)まで見えてきました!



 ロープウェーで日本人団体客の皆さんととも

に降り、再びベルニナ線に乗車。

 このロープウェー・ディアヴォレッツァ駅もスイ

スらしくとても清潔でした。(トイレも)










 私たちはベルニナ線で一番高い、標高2253

メートルのオスピツィオ・ベルニナ駅で降り、隣

のアルプ・グリュム駅まで歩くハイキングコース

コースを選びました。

 








 1時間半から2時間の平坦なコースです。

 途中には絵にかいたような美しい沼があちこ

ちに見られます。











 「アルプスで歩いてよかった」と思えたひと時

でした。いつの間にか青空いっぱいの良い天気

になりました。

 コースはとても平坦で、歩きやすく、スニーカ

ーでも十分です。

 アルプ・グリュムの展望台&レストランから見

たベルニナ線。ここも急カーブで、鉄道ファンに

人気の場所です。

  レストランのテラスからはほぼ360度、近隣の山々が楽

しめます。谷沿いに幾筋もの滝が見えています。

 スイスの国旗はバックに生ビールを!

 幸せな瞬間です。

 少し下に降り、アルプ・グリュムの駅から見た

先ほどのレストランです。

 こんな崖の上にあったのですね!道理ですご

い迫力ある景色でした。


 午後3時ごろ、サン・モリッツ市内へ無事戻り

ました。

 この日は市内も良い天気で、湖も初めに来た

時より美しく見えました。奥に見えるのがホテル

街です。

 この夜は、地元客で結構にぎわっていたイタリ

アン・レストランへ。

 こちらはキノコやサラミのブルスケッタ。

 こちらは魚介と野菜のパッパルデッレ。(極太

のパスタ)。

 味はまずまずですが、この一皿で26ユーロ。

 イタリアの倍以上の料金です。

 帰りも再びベルニナ線に乗って、車窓からの

景色を楽しみました。何度乗っても飽きません。

 途中の湖の静かな湖面には、囲んでいる

山々が写っていました。
  
 スイスのサン・モリッツ周辺の旅は、天候にも

何とか恵まれ、期待通りでした。

 次回は。ツェルマットとかでのハイキングにも

挑戦したくなりました。