<メディチ家の”菩提寺”サン・ロレンツォ教会>
フィレンツェにはドゥーモ、ウフィツィ美術館をはじめ、多く
の観光名所があります。
美術館や博物館はともかく、有名な教会の多くも「有料」
なので、幾つか回ると「数十ユーロ」(数千円)かかってしま
うこともあります。
そんな中で嬉しいのが、「毎月第一日曜日は無料で公開」
というところがいくつかある事です。
私も遅まきながらそのことを知り、「無料公開」が適用され
る施設のうちの一つで、十年前に一度団体旅行で訪れただ
けだった「サン・ロレンツォ」教会に行きました。
サン・ロレンツォ教会はあのメディチ家代々の、いわば「菩
提寺」で、ドゥーモの近くにあります。
ヨーロッパでは、「家系図」を「アルベロ」(木)に例えて、枝
の所に家族の名前を入れて掲示します。
教会内は、幾つかの聖具室、新聖具室、礼拝堂などの墓
地空間があります。
それぞれブルネッレスキ、ミケランジェロによるデザイン、
ゆかりの品々があり、圧倒されます。
象牙や大理石をふんだんに使った礼拝堂。
政治権力を失った後、メディチ家がその富を誇示するため
に作ったとされる豪華な空間です。
大理石だけでも数百種類も使っているとか・・・
大きな天井もこのように・・・・・
各コーナーにもカラフルな大理石が半立体の
浮彫で装飾が施されています。
贅沢とはこういうものか・・・・
とため息が出そうです。
各礼拝堂前の床には、メディチ家の紋章があります。
奥のほうにはミケランジェロによるデザイン画が一対残さ
れていました。
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