2016年7月3日日曜日

夏はフィレンツェも花火大会!

  <アルノ川・納涼花火? たくさんの人出!>


 6月24日、フィレンツェは街の聖人「サン・ジョ

バンニの日」ということで、祝日でした。

 イタリアの多くの街には、それぞれゆかりの聖

人がいて、年に一度はそれぞれの街だけが祝

日となります。

 アパート近くのサン・スピリト教会前の広場も

夕涼みの人でいっぱいです。

 毎夏この日の夜には、街を一望できるミケラン

ジェロ広場付近の2か所から花火が打ち上げら

れます。

 いわば「フィレンツェ・納涼花火大会」です。

 アルノ川の南側の丘の上がミケランジェロ広

場。その対岸のアルノ川沿いが,花火を楽しむ

のに絶好の場所です。

 今の時期、日没が一番遅い季節なので、花火

がきれい見える夜の10時から打ち上げが始ま

ります。

 いったん始まると、2か所から連続攻撃で華々

しい限りです。

 日本のに負けないデザインの花火も多く、打

ち上げ場所から近いせいか、打ち揚げや、花火

の爆発の度に、おなかにずしんと来ます。

 アルノ川をはさんで直ぐ近くから打ち上げてい

るので、花火の周辺の塔や丘の様子までよく見

えました。

 日本と違い掛け声もなく、イタリア人にしては

おとなしく花火を楽しんでいました。

 それでも綺麗だったり、迫力があったりする

と、大きな拍手が送られます。

 これもその大きな拍手を受けた花火の一つで

す。日本の仕掛け花火によく似ています。

 花火の経費が気になりますが、市民から募金

を募ったり、企業から協賛金をもらったり苦労し

ているようです。(募金の集まりが悪いと時間も

短くなるとか・・・・・)

 「市民」の花火大会なのですね・・・・

 中にはこんな幻想的なものも・・・・

 花火の時間は約45分前後。

 短く集中的なのがイタリア・フィレンツェ好みの

ようです。

 日本では多くの人出で押し合いへし合いで、

ゆっくり見られませんが、人口約38万のフィレン

ツェでは、人をかいくぐりながら、眺めの良い場

所まで進むことができました。

 国は違っていても、「綺麗なものは大好き」と

いうことでは、日本人もイタリア人も一緒だと、

改めて確認できました。

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