2015年11月11日水曜日

フィレンツェ 美味しい店めぐり その1

  < トラットリア&ピッツェリア >

  フィレンツェには沢山の名店・美味しい所があります。以前にお伝えした「クアトロ・レオーネ」とい

うトラットリアだけでなく、各地区に名店があるので少しずつ訪ねて行きたいと思っています。


 語学学校の仲間が3週間のコースを終えて帰

国するので、ランチ会を行ったのが、サンタンブ

ロージュ市場の近くのピッツェリアの「イル・ピッ

ツァイオーロ(ピザ職人の意)」でした。

 ここはイタリアの中でもピザの本場とされる、

ナポリ出身の人が経営する店で、ハムをたっぷ

り乗せたタイプや、おなじみのマルゲリータなど

が人気で、いつも地元の人でが開店前から並

んでいます。





 こちらがマルゲリータ。ナポリよりは高めです

が、大体が6ユーロ前後なので、とてもリーズナ

ブル。

 塩気が少し強い感じがするのと、量が一人分

にしては多すぎるかもしれません。

 フィレンツェではパスタよりも、ピザの方が1人

前の値段ではやや安めです。

 気の置けない仲間とリーズナブルに美味しく食

事をするなら美味しい「ピッツェリーア」が一番

かもしれません。


 こちらは、我が家から歩いて数分のサン・スピ

リト広場にあるオステリア「サン・スピリト」です。

 この広場には幾つかのトラットリア・バールが

あり、多くの地元客&観光客でにぎわっていま

すし、近くには「クアットロ・レオーネ」「カーザリ

ンガ」という超人気店もあります。

 そんな中で健闘しているのがこの店です。毎

晩、外のテーブル席は地元客でほとんど埋まっ

ています。




 ハウスワインはトスカーナ地方の伝統的な藁

で囲ったフィアスコボトルに入っていて、リーズ

ナブルな値段で満足できるすっきりとした辛口

です。(昔ワインを運ぶ時に割れないように藁を

まいたとか。今は職人不足で珍しい)

 前菜は野菜と「ボッコンチーニ」という、リコッタ

チーズをプロシュートでくるんでを焼いたもの。

 これが大当たり。お代わりしたいほどでした。








 こちらはカミさんが頼んだ「トルテッラ―ティ」。

クリーミィーなソースがパスタに絡んでとても満

足。

 注文は全て半量からできます。

 前菜や、あらかじめセットされるパンが美味し

いので、プリモピアットがくるまでにお腹は半分

満たされてしまいます。







 

こちらは私が頼んだ「リガトーニ・ナポレター

ニ」。シンプルなトマトソースがとても「うま

い!」。

 パルミジャーノ・レッジャーノもたっぷりかかっ

ていてとても満足です。

 この店は、カメリエーレラたちもお客さんも気さ

くな感じで、リラックスできます。

 私たちの隣はドイツ&スイス人のカップル、ア

メリカ人カップルでした。





 もうフィレンツェも秋も深まり、夜の温度は10

度チョット。

 広場に張り出した屋根つきテーブルコーナー

は底冷えするほどですが、欧米の人はあくまで

外での食事の方を好みます。

 こうした食事を支えてくるる脇役の一つが、オ

リーブオイル。パンとともに始めに提供されるオ

イルが、料理を待つ時間を楽しくさせてくれま

す。



 この日のデザートは、この果物マンダリン。

ほとんど「甘いみかん」という味と食感でした。

 ここは二人でワインをたっぷり飲んで、前菜、

プリモピアット二種味わって、約30ユーロ。

 いわゆるガイドブックには載っていませんが、

地元の人が推薦する店の一つに出会いまし

た。

 広場近くの人気店カーザリンガとともに私たち

のお気に入りの店となりました。




<再びのカーザリンガ>

 秋の味覚のポルチーニ茸の季節が終わりそう

なので、そのカーザリンンガにもう一度行きまし

たが、すでに終わってしまったと言われました。

残念!

 気持ちを切り替えて、前菜も注文したら二人

分でこの量です。ハムやサラミの皿に加えて、

左の皿はブルスケッタ。

 この二つがセットで2人前の前菜です。







 ブルスケッタは、ファジオリ(豆)、トマトにサル

モーネ(サーモン)、内臓肉のペーストなどで、

前菜だけでお腹がいっぱいになりそうでした。

この店は前菜がスゴイ!














 プロシュートの皿の方は、サラミも含めて4種

類。それにオリーブです。

 パンと合わせて食べていると、赤ワインが進

むこと!

 前菜が終わらないうちにワイン500MLが無く

なりそうになり、追加注文してしまいました。





プリモピアットは「パスタ・デル・カーザリンガ」。

トマトソースのペンネです。

 微妙な酸味が洗練されていて、後味の良いソ

ースで、さっぱりと食べられました。














 セコンドピアットは、「フィレ・デ・マンゾ」。

 雄牛のフィレ肉のステーキです。厚さが4セン

チぐらいあり、柔らかい肉で、二人で分け合って

何とか食べました。

 付け合せは写真上の方の「スピナーチ(ホウ

レンソウ)」です。各地のレストランで良く出され

るのですが、口の悪い私は「ほうれんそうのぐっ

た煮」と呼んでいます。





 
 このカーザリンガは、1週間ぐらい前には予約した方が良さそうです。当日夜だと外でかなり並ぶ

ことになります。(特に週末の夜)

 元々が料理上手なお母さんが始めた店なので「カーザリンガ(主婦)」と呼ばれているそうです。

 この店の良い所は、カメリエーレたちがきびきび動き、料理の内容を丁寧に説明してくれるところ

です。もちろん、お値段もリーズナブルで、メニューもトラットリアにしては豊富です。

 ちなみに、この夜の会計はワインのお代わり含めて、二人で40数ユーロ(日本円で約6千円)で

した。だれか日本からゲストが来た時に案内したい店の一つです。
 








































































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