2017年5月16日火曜日

フィレンツェのサンタ・クローチェ教会は美術館!

  <教会は著名人たちの墓場でもあります>


 「灯台もと暗し」とよく言いますが、私のフィレンツェのアパートのすぐ近くにサンタ・クローチェ教会に、先日やっと行きました。

 この教会は、フィレンツェ最古の広場に面した指折りの規模を誇る所で、正面の白いファザードが美しく特徴的です。

 ここにはフィレンツェ出身で、政争に巻き込まれて故郷を追われて死んだダンテの記念廟もあります。
 
 これは正面横のダンテ像です。
 ダンテはイタリア人にとっては、その歴史の中で代表的な文化人なのです。
 日本人の想像をはるかに超える「偉人」というべきかもしれません。

 中はとても広く、画面右下にあるのは著名人の墓で、276もあるそうです。日本人の感覚では、人の墓の上を歩くのに抵抗がありますが、欧米では当たり前のようです。

 この教会は、これらの墓と多くの美術品が多いことで知られています。

 こちらはイタリア・ルネッサンスを代表する芸術家ミケランジェロの墓!

 「Tomba」とはお墓の意味です。

 一方こちらはあのガリレオ・ガリレイの墓!
 此方もさすがに綺麗ですね。

 こうした歴史ある教会は著名人たちの「墓場」も兼ねているのですね。

 美術品も多く、ドナテッロの彫刻&レリーフもあちこちにあります。
これは「受胎告知」。

 こちらは教会の正面奥。ステンドグラスにフレスコ画、大理石の聖壇などがいっぱい!


 正面横の礼拝堂は、ジョットの「聖フランチェスコ伝」も見られます。


 こちらは聖フランチェスコの着ていたという「法衣」の一部?
 日本でも仏や聖人たちの遺物が珍重されますが、同じ感覚ですかね。

 教会内には、付属美術館や身寄りのない子供たちの手に職をつけるために設立されたレザースクール、それに美しい中庭もあります。

 私はここの鐘楼と、鐘の音が気に入っています。

 特に夕方の鐘を聞くと、フィレンツェに来て良かったと、思わずにいられません。

 これでようやくフィレンツェ市内の主だった教会を訪ねたことになります。
 誠に見ごたえある、美しき教会で締めくくれました。

2017年5月14日日曜日

イタリア・セリエA フィレンツェで初観戦!

  <シーズン終盤 地元フィオレンティーナが強豪に挑む>


 今までタイミングが合わずに行っていなかったサッカーの試合を見に行きました。
 セリエAの中位の地元フィオレンティーナが、現在45位前後のローマの強豪ラツィオに挑みます。

 昨シーズンは好調だったフィオレンティーナ、今年は中位で行ったり来たりだとか。この試合に勝って、気分よく来シーズンに向かいたいところです。

 スタジアムは街の少し郊外のスポーツ公園の中にあります。途中の鉄道の跨線橋で応援グッズが売られていました。

 途中から、ビール瓶片手に歩く若者グループが増えて来ました。

 ここは約4万人収容のスタジアムですが、いささか古く、建て替え計画があるそうです。出来るのは10年先?
  中に入るには切符のチェックはもちろん、持ち物検査でペットボトルの水はプラコップに詰め替え、パスポートもチェックされました。
 グラウンドと観客席の間が狭く、とても間近な感じでプレーが見られます。




 こちらは上半身裸の若者たちが旗を振るゴールの後ろ側のゾーンです。

 大声で応援歌を歌ったりしてます。

 午後6時の試合開始。
 ほぼ時間通りに選手たちが入場します。

 時間にはルーズなイタリア人も、サッカーでは比較的正確です。

 試合はボールのキープ率の高いラツィオが先制。
 しかしカウンターで速攻するフィオレンティーナが後半連続ゴール!
 結構プレーは荒っぽく、少しぐらいではイエローカードは出ません。

 こちらでは、たとえ外れてもゴールに対して必ず拍手します。
 その代わり、まずいプレーがあると味方にもブーイングの嵐です。

  ゴールが決まると、みな立ち上がり興奮状態!

 若者たちの応援席に対しても何か叫んだりします。

 結局試合は、最後守り通したフィレンツェが3-2で、強豪のラツィオを破り、留飲を下げました。

 「きっと新しいスタジアムになったら強くなる」と私のイタリア語の先生でフィレンツェ出身のフランチェスコが言っていましたが、新しいスタジアムが出来るのは5.10年先のようです。

 タクシーの運転手さんからは「中国人がミラノのチームを買ったから、日本人はフィオレンティーナを買ってくれ?」と言われました・・・


 帰るファンたちは、地元チームが勝ったのでご機嫌でした。
 近くの駅までの間に、バールや店が並んでいて、一杯ひっかける人も多かったようです。
 チームの公式応援グッズの店も繁盛していました。

 本場セリエAの試合を実際に観戦、体感できてとても満足しました。

2017年5月13日土曜日

フィレンツェの散歩コースはカナリすごい!

  <ルネッサンスの街、フィレンツェでウォーキング・・・>


 5月9日にイタリア・フィレンツェに5か月ぶりに戻り、イタリア語学学校に約3か月間の予定で戻りました。
 東京から持ってきた荷物と、昨秋にこちらに置いていった荷物を整理。ようやく何とか落ち着きました。

  一番苦労したのがスマホの再設定。2年前に購入したiPhoneのの設定変更のため、日本のNTTのようなTIMという会社や、アップルストアを訪ねて、悪戦苦闘の末ようやく動き出しました。
 11日の夕方から、ダイエットのため、自宅アパート近くの夕方散歩を再開しました。



 ここはフィレンツェ市のいわば文化センターで、市役所の担当者の事務室、アーティストたちのギャラリー、様々な音楽&芸術の教室などが入る文化拠点です。
 中央の広場では、夕方になるとミニコンサートなども行われます。

 自宅のすぐ近くの一番ほっとする場所で、散歩のスタート地点でもあります。


 市内の中心部を流れるアルノ川。少し上流に行くと緑の濃い緑地帯があり、一部は公園になっています。

 奥の方が有名なポンテ・ヴェッキオ橋です。
 



 
 フィレンツェでは、その昔ローマ時代に敵の侵入を防いだ門の跡があります。

 ここはポルタ・サン・ニコロ門です。
 右の緑の上が、市内を一望できるミケランジェロ広場。
 

 アルノ川の対岸から見た市内。
 右の尖塔はサンタ・クローチェ教会の鐘楼、左の方はヴェッキオ宮、真中のは国立図書館と、歴史的建造物ばかりです。

 グラツィエ橋を渡って戻ると,大理石で装飾された正面(ファザード)が美しいサンタ・クローチェ教会前に出ました。
 ここにはミケランジェロ、ガリレオなどの超有名人たちの墓があります。

 ここは庭も綺麗だし、ルネッサンス時代から続く工芸職人たちの学校もあるそうです。

 家の近くの公園です。
 日本とは違い、日が暮れると治安維持のため門が閉じられます。

 街の中心部のはずれの辺り、ギッベリーナ通りのアパートの4階が私のアパートです。
 これは約40分の軽めの散歩コースで、本格的にウォーキングするときは、ミケランジェロ広場の丘まで登り、急階段を降りて来る約1時間のコースを取ります。

 当たり前のように散歩しているところが世界的な歴史地区だったことに驚かされます。

イタリア・フィレンツェでの暮らし再開!

 <多分最後のロングステイINフィレンツェ>

 凡そ5か月ぶりにイタリア・フィレンツェに戻り、語学学校通いを再開しました。

 着いた9日の夜はアパート近くの魚介類のレストラン「VIVO」へ。

 ここは内陸のフィレンツェでは珍しい新鮮な魚介類が楽しめます。

 これは季節の牡蠣3種類の盛り合わせです。
 生ガキはイタリア語で「ostrica cruda」と言います。
 とても新鮮で、日本の「岩牡蠣」に似た美味しさでした。
 

 こちらはムール貝、アサリ、エビの煮込みのズッパ(スープ)。

 そしてこちらがマグロの胡麻焼き。
 これは日本でも食べたい料理です。小料理の美味しい店なら食べられますかね?
 
 どれも日本の魚介に負けない味で、満足しました。
 
 

 美味しいものを食べて気分がよかったので、ついデザートにティラミスまで食べてしまいました。

 滞在の初日から、美味しい店と出会えて幸先良いスタートを切りました。

 こちらは、アルコール度数が20度以上というヴィンサントという強めのワインと、カントゥッチという焼き菓子。ヴィンサントに漬けながら食べるとおいしいです。

 飲ん兵衛たちの食事の仕上げの一杯です。

2017年5月6日土曜日

東京・府中の”くらやみ祭り”

  <その昔、府中は武蔵の国の中心だった!>

 
 私の住む府中市は「府」の「中」と書くように、千年ほど前は、今の東京、埼玉、神奈川にまたがる武蔵の国の中心だったそうで、国府が置かれていたとか。

 その歴史を示す一つが、今も府中市の中心にある大國魂(おおくにたま)神社で、千年以上の歴史があります。

 この神社の一番のお祭りが5月初めの数日間で行われる「くらやみ祭り」です。

 神輿や太鼓、山車などが巡行しますが、「神様を明るいところで見ると目がつぶれる」という言い伝えから、神輿が夕暮れから深夜に繰り出すところから、「くらやみ祭り」と名づけられたとか。

 本祭の前日、境内に置かれた大太鼓が一般の人にも一部開放、市民が試し打ちできます。
  
 この祭りの特徴は、各町内会ごとに山車が出され、個性的な踊りや、笛や太鼓の演奏が披露されることです。

 4日の夜はその山車が主役。
 神社周辺を2時間近く練り歩きます。

 すれ違う時には、お互いの芸?をアピールしあって一層力強くなります。

舞いは獅子舞だったり、狐、おかめやひょっとこなど様々。




  舞っているのも演奏しているのも、よく見ると女性が半分ぐらいいました。

 山車の上は、動く小さなステージです。



  祭りの主役は矢張り”神輿”。5日が本祭です。
 武蔵の国の各地の神社ゆかりの大神輿が6台。1台の重さは1トンクラスだそうです。

 でも担いでいる人を見ると、結構若い女性もいました!




 神輿は、大宮・氷川神社をはじめ、秩父、横浜と、武蔵の国のエリア内の大きな神社ゆかりのものだそうです。





















 私はあと3日ほどで、再び3か月間のイタリア滞在に向かいますが、その前に日本の伝統文化にどっぶりとつかることが出来ました。

2017年5月1日月曜日

今年もイタリア映画祭が始まった!

  <春の大型連休は有楽町でイタリア映画三昧!>


 2001年の「イタリア年」から、毎年春の連休に合わせて、「イタリア映画祭」が東京・有楽町の朝日ホールで行われています。

 今年も4月29日から5月7日まで、日本未公開の新作15本と、アンコール上映5本が日替わりで、1,2回ずつ上映されています。

 私も毎春3,4本選んで見るのを楽しみにしています。





 今私は、5月9日からのイタリア再訪を前にしてあわただしいのですが、左のポスターの「いつだってやめられる~マスタークラス」と、「La Vita Possibile」の2作を見ました。
 この「いつだってやめられる」は若い監督によるアクション&コメディー映画で、第1作がヒットした後、2作目&3作目が続けて制作されている,のだとか。

 前科持ちの若い科学者たちが警察と組んでドラッグの摘発を進める、という物語です。

 もう1作は、DVの夫から逃れて、ローマからトリノに来た母と息子、彼らを支える親友や近くの人々のお話。
 中々の秀作で、秋には岩波ホールで「はじまりの街」というタイトルで一般公開されることが決まったそうです。
 

 映画祭に合わせて、監督や一部の俳優も来日して、映画の後トークセッション、Q&Aなども行われます。

 ステージに立っているのは、「はじまりの街」の監督のイヴァーノ・ディ・マッテーオです。





 こちらは「いつだってやめられる」の主演俳優。名前は・・・すみません、忘れました。

 映画の合間の監督3人によるトークセッション。ピエルフランチェスコ、シドニー・シビリア、フランチェスコ・ブルーニの三人が、ユーモアを交えながらのトークで会場を沸かせていました。
 戦後の日本では、フランス映画とともにイタリア映画が大ヒットした時代がありました。
 それにに比べると今は寂しい現状ですが、ここ数年間で見たイタリア映画は、家族や人生、社会の問題点を描いた味わい深い作品が多く、日本人にも受けると思います。皆さんもチャンスがあったら覗いてみてください。