<北部湖水地方の人気の湖”コモ”>
イタリア北部の湖水地方は、世界的なリゾート地として知られています。
中でも一番人気?がコモ湖。
でも見どころの多くが湖の中ほどにあり、遊覧船では2時間かかるので、時間のない人は、人気スポットで港に近い「ヴィッラ・エステ」周辺で。
コモの街から約20分で、ヴィッラ近くの港へ。
船の上からも白いヴィッラがよく見えます。
港周辺には他のヴィッラもあり、少し近くを散歩しました。
例えばこちらは「エルベ邸」。(植物、草の意味)
その名の通り、中は植物園になっていて、平日は公開されていますが、この日は土曜日でお休み。残念・・・
ヴィッラの周辺は「邸宅」だらけです。
白と赤の邸宅が見えてきました。
手前の大きな方が「ヴィッラ・エステ」。
現在はホテルになっています。
ここの敷地内に入るには、ガイドブックには「泊り客以外ダメ」とか、「昼食を食べるならOK」とか書いてありましたが、野外テラスのバールで、飲み物を楽しみだけでもOKでした。
昼食を食べるテーブルは、ドレスコードありで、ネクタイ&ジャケットが必要とのこと。
ビールを注文したら、つまみ3種も付いて来て、おかげで小腹も満たされました。
ビールとつまみセットで、一人10ユーロ。
高級ホテルにしてはリーズナブルかも?
フロントロビーはさすがに豪華!
エステ家はイタリアを代表する貴族の一つ。
12世紀辺りから続く家柄で、他の貴族たちからも一目置かれたそうです。
その別荘ですから、豪華でいながら色柄もセンスも良いのは当たり前でしょうか。
トイレに向かう廊下もこの通り。
写真にはありませんが、トイレもブルーを基調にとても綺麗でした。
庭の木々や花も手入れが行き届いています。
奥の方には紫陽花が一杯咲いていました。
遊覧船でコモの街に戻ります。
コモは19世紀辺りから、「繊維」の街として栄えたそうで、昔から「お金持ちの街」でもあります。
今でも高級リゾート地なので、人々も余裕ありそうです。
そのせいか、小さな町のわりに立派な「ドゥモ」がありました。
中に入ると、規模も装飾も大きく豪華。
キリストの生涯の重要場面を描いたタペストリーが幾つか吊るされています。
彫刻やチャペルもきらびやかで、コモの貴族や市民の財力、歴史&伝統がうかがえます。
コモ湖を訪れるなら、ここで1泊して、湖の奥のほうまで行きたい、再訪したいところでした。
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