<”怒りん坊”と、ムンクの”叫び”との対面>
ノルウェーの旅の最後は再びオスロへ。
第二次大戦のころまで活躍した彫刻家・ヴィーゲランの彫刻をまとめて展示している公園に行ってきました。
人間の労働、恋愛、家族愛、子供など、色々なテーマで、大小様々な彫刻があり、ヴィーゲランがかなり自由に制作していたことがうかがえます。
写真にはありませんが、多くの市民が水着姿で日光浴を楽しんでいました。皆、短い夏を目いっぱい楽しもうとしていました。
動的なものは迫力があります。
”愛”を感じさせるものもそれなりに・・・・
こちらが人気者の”怒りん坊”。
ベルギーの”小便小僧”と同様、あまりに小さいのに驚かされます。
彫刻の大きさは子供の実物大ぐらいです。
ユーモアあふれる作品を見て、思わず万歳してしまいました。
周りの観光客から笑われてしまいましたが・・・
人間たちが集結した”塔”。
公園内でも一番目立つ丘の上にあります。
その他にも、噴水と組み合わせた彫刻もあります。
ヴィーゲランは解説を嫌ったらしく、それぞれの作品が、何をモチーフにして、何を伝えたかったか?
想像するしかありません。
でも多くの作品は分かりやすいものでした。
そして最後は国立美術館へ。
ここにはムンクの「叫び」があります!
この日、木曜日は入館料が無料の日でした。
ラッキー!
ノルウェーはもちろん、世界各国の著名な画家たちの作品が展示されています。
まったく目立たないところにグレコの作品がありました。
この優しいタッチはセザンヌかな?と思ったらその通りでした。
こちらは誰もが分かるモジリアニの作品。
そして、ようやく会えたムンクの「叫び」。
縦横1メートルもない大きさですが、大勢の人々が集まって鑑賞していました。
この絵を描いたころ、ムンクの精神状態は最悪だったとか・・・・
対照的に、結構色っぽいのがこの「マドンナ」。
まったく雰囲気が違いますね。
こちらは、私がなんとなく気に入った「メランコリー」という作品。
思い切り落ち込む前の青年の悩ましさが表現されています。
ノルウェーの旅の締めは、美術館のすぐ近くの王宮へ。
ノルウェーは豊かで(物価も高いですが)、街が清潔で、学校教育や福祉、自然環境保護の先進国です。
日本の未来を考えるときの参考にしたい国の一つと感じました。
ノルウェーは豊かで(物価も高いですが)、街が清潔で、学校教育や福祉、自然環境保護の先進国です。
日本の未来を考えるときの参考にしたい国の一つと感じました。