<首都ともう一つ、魅力的な街を訪ねる>
イタリア滞在の目的は、その世界遺産巡りですが、もう一つの目的は近隣の国々への旅をすること。
5月末にオランダとベルギーを訪ねました。それぞれ首都と、もう一つ近くの個性的な街を選びました。
ここはオランダ・アムステルダムの中心の一つダム広場。左が王宮で、右が新教会です。
アムステルダムは条例によって、運河や建物が昔のまま残されていて、とても絵になる”首都”です。
ここ”新”教会は、15世紀のゴシック様式のもので、歴代の王様の戴冠式が行われるそうです。
教会の中では特別展として、世界の報道カメラマンがとらえた難民、移民の悲惨な様子の写真展が行われていました。
伝統を守るだけでなく、世界の現実にも関心を寄せている教会の姿勢がうかがわれました。
そこから歩いて5分で、旧教会へ。
ここはアムステルダム最古の、14世紀の建築で、宗教改革の際、かなり破壊されたそうですが、美しいステンドグラスは残されました。
オランダは新教の国になったので、カソリック側の教会は大きな被害、迫害を受けたようです。
ここでも床に薄い金箔を敷き詰める”現代アート”が展示されていました。教会は今も”美術館”でもあるのですね。
ダム広場には戦没者慰霊塔やライオンの像がありました。
オランダはハイネケンに代表されるビールの国。
夕方になると賑わうのが、街のあちこちにあるビール居酒屋「ブラウンカフェ」です。
ここはなんと1650年創業という老舗「ド・ドリー・フレシェス」。昔ながらのビール樽も積まれていました。
ブラウン系とホワイト系の2種。
どちらも旨味と仄かな甘みがあり、じっくり味わえました。
頼んだビールによって、グラスの形も変わります。
夕食は近くのオランダ料理のレストラン「ハーシェ・クラース」にて。
これはオランダ名物「ヒュッツポット」。ポテトやニンジン、玉ねぎをゆでてつぶしたものに、牛肉かミートボール、それに豆の煮込みを添えた料理です。
この一帯は、インドネシア、インド、トルコなど、世界各地の料理の店が並んでいて、エスニックな雰囲気でいっぱいでした。
初夏のオランダは日が長く、日没は午後9時45分ごろ。食事を終えて帰る途中、9時でこの明るさでした。
明日はゴッホ美術館などを訪ねます。
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