<ハンザ同盟時代からの木造事務所群と、名画の美術館>
ノルウェー第二の都市ベルゲンは人口約28万。12世紀ごろから、ハンザ同盟の商人たちがノルウェー名産の干しタラを求めてやってきて栄えた港町です。
その中心地区が「ブリッゲン」。当時の商人たちが事務所や倉庫として使っていたカラフルな木造の建物群があり、世界遺産に指定されています。
港の一角で、魚介類や食べ物の売店があり、地元客と観光客で賑わっています。
それぞれの建物の間口は7~10メートル程度ですが、奥行きは皆100メートル近くあり、驚かされます。
入り口近くは土産物などの店に。奥の方は様々な衣料、アクセサリーなどの特産品の工房になっています。
港町の後方に、フロイエンという山があり、街が一望できます。
(東京でいえば高尾山?)
標高は600メートル位で、遠くのフィヨルドの一部も見えました。
この山はベルゲンの人々の憩いの場、散歩、トレーニングの場でもあります。
山の上に上ったころは青空も見えて、とてもラッキーでした。
ベルゲンの自慢のもう一つが、ベルゲン美術館。
「KODE(コーデー)」と呼ばれ、1~4までの建物に、ノルウェーの昔の画家、現代画家、外国の画家たちの作品などに分けられて展示されています。
ムンクの代表作もいくつか展示されています。
ムンクの絵の題材には、早くに亡くなった彼の母や姉が選ばれているとか。この絵もその一つのようです。
人々の暗い表情。
ムンクの心の中を反映しているのかもしれません。
そして彼自身も精神的に病んでいたとか。
でもムンクは、最終的には70歳過ぎまで絵を描き続けていたそうです。
ここにはピカソやセザンヌなど、諸外国の有名画家の作品も数多く展示されています。
ピカソだけでも数点ありました。
その他、スペインのミロの作品など、18~20世紀の近代絵画も沢山もありました。
ノルウェーは冬の寒さが厳しいところですが、その分家々のデザインがカラフルで、居心地がよさそうです。
夜明けが午前3時半、日没が午後11時過ぎ、最高気温が6月21日で13度、というベルゲンから、オスロに戻ります。
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