2017年8月18日金曜日

東京の夏の祭り 阿佐ヶ谷七夕

  <商店街の手作り感いっぱいの七夕飾り!>


 先週、中央線の阿佐ヶ谷駅近くの商店街で七夕祭りがありました。

 1キロ近い長いアーケードの商店街の皆さんが主体の「手作り感」が一杯の祭りです。

 商店街の皆さんが作ったパンダや、アンパンマン、餃子マン?など、ユーモアあふれる出し物ばかりです。



 事前に審査が行われ、優秀作には「賞」が与えられています。

 これは牽牛と織姫かな?
 これも入賞していました。

 若い女性や子供たちの浴衣姿が祭りに良く似あいます。




 通りの途中には金魚すくいもあり、子供たちも楽しそうです。

 食べ物も、それぞれのお店の手作りで、お値段もリーズナブル。

 ホタテの焼き物、焼き鳥、広島焼など様々な食べ物が味わえます。









 ビールなども普通の値段で売っているので、食べ歩きしていると、お腹が一杯になりそうです。













 七夕は仙台が有名ですが、それとはまったく違う、東京の下町らしい、ほのぼの系の阿佐ヶ谷・七夕祭りでした。
















2017年8月15日火曜日

さよならフィレンツェ バルジェッロ博物館

 <フィレンツェで一番落ち着く博物館>


 8月初め、フィレンツェを離れるのを前に、御気に入りの博物館を再訪しました。

 ここはバルジェッロ国立博物館です。
 有名なウフィツィ美術館に比べると、規模も小さなところですが、彫刻を中心にしたコレクションで、満足できます。


 ここはミケランジェロの聖母子像、バッカスなどが有名です。

 中庭の壁沿いも彫刻、浮彫がいっぱいです。

 ここにはミケランジェロの作品が目立たない感じで幾つか展示されています。

 2階や3階の通路も御覧の通り、屋根も美しく風情があります。

 有名作家の作品だけでなく、個性的な作品ぞろいです。

 こちらはルネッサンスよりも少し時代の古い12,3世紀頃のマリア像。

 こういうのは彩色陶板というそうです。

 こちらもミケランジェロのキリスト像。

 もう一人の有名な彫刻家・ドナテッロの「ダヴィデ像」。ミケランジェロのよりも優しい感じですね。



 ここはフィレンツェの中心部、ヴェッキオ宮のすぐ裏手にあります。
 
 上から見た中庭。

 作品の質、数、広さ、すべてバランス良く、できれば一日かけてのんびり過ごしたい、そんな博物館です。

2017年8月13日日曜日

さよならフィレンツェ カッシーネ公園の市場

  <格安&新鮮な大きな、長ーいテント市場>


 イタリアから帰国して1週間たち、時差ボケも収まってきました。

 帰国前に訪れたフィレンツェの少し郊外カッシーネ公園の市場の様子を紹介します。
 
 

 駅で3つ。毎週火曜日の午前、アルノ川沿いに約1キロ、長いテントの通りが現れます。

 朝早くから買う気満々の、たくましい女性たちがお客の中心です。

 入り口近くは主に青果物のお店が並びます。どれも新鮮!

 ほとんどが1キロ単位ですが、お店によってはバラ売りにも応じてくれます。


 少し進むとシャツやスカート、ズボンなど衣類の店が中心に・・・・

 新品もあれば中古もあり?

 さらに奥へ進むと雑貨、食器、靴など、何でもありの市場です。


 途中にはカフェ、サンドイッチ(パニーニ)のお店があり、一休み・・・

 夜にはアパート近くの、美味しいと評判のピザのお店に。

 その名も”ピッツアマン”


 ブファラという水牛のチーズの中に生クリームが入っています。ピザとの相性が抜群で、初めての味でした。

 アパート近くの最後の散歩。

 夕涼みのお気に入りの場所です。

 顔なじみのお店も増えたサンタン・ブロージョの
市場。
 イタリアにもちゃんと四季がありました。むしろ現代日本よりも旬の味を大切にしているようです。

 フィレンツェは、ルネッサンスの時代と現代21世紀がミックスした素敵な街でした。

2017年8月1日火曜日

フィレンツェの隠れた名所 チェルトーザ修道院

  <トスカーナの丘の上の大修道院>


 イタリアからの帰国を前に、フィレンツェの隠れた名所?の一つ、チェルトーザ修道院に行ってきました。
 ここは市の中心部からバスで約30分。静かな丘の上にある、大きな修道院です。
 正式には「チェルトーザ・デッレ・ガルッツォ」。(ガルッツォの村の修道院)

「チェルトーザ」とは「修道院」のイタリア語です。
 周囲はオリーブ林、葡萄農園など多くの作物や製品を製造している、経済的に独立しているようです。

 あたりの景色はまさに「トスカーナ」。
 豊かな農園が広がっています。

 ここでは毎時間、僧侶の解説付きのグループ見学ツァーのみの見学が許されています。
 入って左が修道院で作ったお酒やはちみつなどの販売所です。

 待っている間、周囲の景色を堪能しました。

 中には中央に立派な教会があります。

 大半の建物は15,16世紀のものだそうです。
 ルネッサンス時期のフィレンツェの若者たちの教育機関でもあったようです。

 一番大きなホールは今は絵画館として、多くの宗教画が展示されています。

 その多くが修復済みで、色鮮やかでした。


 見学ツァーは最低6人からでしたが、日曜3時からのこの回は10人参加でした。
 イタリア人は半分ぐらい?

 


  解説は全部イタリア語。しかも早口で歴史の話をするので、半分ぐらいしか理解できませんでした。

 修道院の中は中庭あり、回廊あり、教会ありで、中々見ごたえありました。

 解説ツァーは約40分。ベテランの僧侶の方が息を切らしながら、歩いて解説。ご苦労様でした。
 売店の下にあったはちみつ箱。

 ここの僧侶たちは紙の修復も得意だそうで、1966年のアルノ川の洪水後にも、本の修復に活躍したそうです。
 薬草や香料も扱っているようですし、色んな技術を持っている人たちなのですね。
 皆さんにもぜひ訪れて欲しいところでした。