2015年10月8日木曜日

「世界遺産」番外編 2 ボローニャもスゴイ!

  < ボローニャはイタリアのおへそ! >

 モデナの街がこじんまりとまとまっているので、観光が早く済み、帰りに各駅停車で帰る途中、乗換駅のボローニャにちょっと立ち寄ることにしました。

 ボローニャはイタリア半島の中央、フィレンツェよりもやや北側にある交通の要衝の街で、古くから開けていました。
 人口は約37万。エミリア・ボローニャ州の州都です。

 西暦1088年、西欧最古の大学「ボローニャ大学」が設立され、ダンテ、ボッカッチョ、ベトラルカなどがその生徒だったそうです・・・・

 この街の特徴は、柱の廊下「ポルティコ」。学生たちのための部屋を確保するため、柱の上に部屋を作ったのが始まりだとか。
 ポルティコは駅から中心部まで続き、総延長は東西合わせて約45キロもあるそうです。



 現在のボローニャはミラノやヴェネツィアなどを結ぶ交通の要衝であり、靴や美容器具、絵本などの国際見本市でも知られる商業都市でもあります。

 中心部のマッジョ―レ広場の周りは、ポデスタ館、市庁舎(コムナーレ宮)、サン・ペトロニオ聖堂などが立ち並び、見る人々を圧倒します!








 この噴水は「海神ネプチューン」の噴水で、街の人からは「巨人ジガンテ」の愛称で呼ばれています。

 このマッジョ―レ広場(大きな広場の意)は、こうした世界遺産級の建物に囲まれていて、ボローニャが世界遺産にならないのが不思議です。









 訪れた日の午後に、広場の一角で小さなイベントが開かれていました。

 地域ごとに幾つかのグループの若者や少年たちが旗を持ち、音楽隊とともに行進します。
 
 
 









 広場の中央で円陣を組み、その旗を頭上高く放り投げて、お互いの向かい側の人が見事にキャッチする!
 これを繰り返すと、周りの観客から大きな拍手が送られていました。

 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、良く見ると旗が飛んでいるのが分かると思います。








 以前にどこかのBS民放で、こうしたイベントに初出場を目指す少年の様子を描いた旅番組を見たことが有りましたので、懐かしく拝見。

 これはボローニャの街の復興に活躍した人への感謝の気持ちを表したイベントの一環だったようです。









イベント後、出演者たちと記念写真を撮らせてもらいました。
 少年兄弟がちょっと恥ずかしそう。兄が弟をしっかりフォローしていたのがとても微笑ましかった。
















 ボローニャは、ローマやミラノについで活気のある経済都市で、今も多くの学生がいるせいか活気のある街でした。歴史も古く、見どころも数多くありますので、今度は途中下車で無く、ゆっくり散策したいと思います。

 あの作家・井上ひさしさんも「ボローニャ」ファンで、亡くなられる少し前に「ボローニャ紀行」という、面白い来訪記を書かれていたのを思い出しました。
 井上さんの本を片手に歩いてみるのも良いかも・・・・・












































































































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