2015年9月28日月曜日

フィレンツェのドゥーモが見える絶好ポイント発見!

 < ”ドゥーモ”が見える絶好の場所 発見! >

 フィレンツェといえばやはり「ドゥーモ」を見なければなりませんよね。
 イタリアでは各町に自慢のカテドラルなどがありますが、私がこれまでに見た中で一番印象的だったのが、ミラノとここフィレンツェのドゥーモです。
 そういえば、小説「冷静と情熱の間に」では、この両方が舞台となっていましたので、記憶されている方も多いのでは・・・・・


 街中を散歩しているとき、たまたまドゥーモに差し掛かり、あらためて見てみると,その大きさと美しさ、そして威厳に圧倒されました。

 このドゥーモはフィレンツェ共和国の時代の宗教面での中心でした。1296年から建設が始まり、172年かけてようやく完成しました。
 
 設計は当時の代表的な建築家ブルネッレスキで、丸い大きな屋根を安全に覆うのに大変苦労したと言われています。

 その向かいにあるのが「ジョットの鐘楼」です。
高さは約85メートルもあります。

 中には414段の階段があり、上のテラスまで登ることは可能です。
















 ドォーモの正面・ファサードは、以前に来た時にはあまり印象に残らなかったのですが、今回見てみると、修復がかなり進んだためか、一際鮮やかで感激しました。
 
 画面中央下の、入り口の上の絵もとても素敵です。

 周辺の狭い広場には中国人やドイツ人をはじめとする世界各国からの観光客(団体中心)であふれています。
 これは私からのサービス写真で、ドゥーモと鐘楼の2Sです。  
 左に見え隠れしているのは八角形の洗礼堂で、現在外壁の全面修復工事中です。
 もうすぐローマ法王がフィレンツェに来訪するとかで、それに合わせて修復していると聞きました。
 この洗礼堂が建てられたのはドゥーモよりさらに古く、11世紀から12世紀のものだとか。

 このドゥーモと鐘楼は、フィレンツェの街の中でも、ヴェッキオ宮、サンタクローチェ教会の塔と並ぶランドマークで、道に迷ったらこれらを目安に歩いて、買い物したりしています。











 そのドゥーモの直ぐ近くに、フィレンツェの市立図書館があります。

 ここはフィレンツェ在住25年という、本の修復を手掛けている方からの「とても素敵な所だ」という推薦で訪ねてみました。
 
 入り口前からはドゥーモが見えて、入ると美しいな庭が迎えてくれます。図書館の建物の入り口の直ぐ近くには子供向けの図書のコーナーがあり、親子連れが気軽に楽しめそうです。

 ここは夜は24時まで開いていると聞いてびっくり! 仕事帰りの人がゆっくり読書できますね。
 中にはフィレンツェ周辺の芸術や歴史、文化の本はもちろん、トスカーナ関連のDVDやCDまでたっぷりあります。




 「私たちのような外国人でも利用できますか?」と聞いたら、「滞在の短い観光客は難しいが、滞在者であればパスポートがあれば大丈夫です」とのこと。実におおらかですね!
 
 さらにうれしいのは最上階の3階がサロンになっていて、バールもあります。
 その店にはコーヒーはもちろんのこと、生ビールまで売っていました。
(もちろんサロンで談笑するだけで、飲み物は頼まなくてもOKですが・・・・)

 ここからはドゥーモが驚くほど間近くに見えます! (ここは是非秘密にしたい場所なので、皆さんだけに公開します)







 カメラを構えて、図書館のテラスからドゥーモを撮ろうとしたら、手前のマンションの屋上に人影がありました。
 どうやら住人の方たちが、その屋上にテーブルや椅子を並べてドゥーモの絶景を楽しんでいる様子です。

 イタリアは経済的には苦しいと聞いていますが、この図書館のように、贅沢な空間が外国人も含めて開放されていることに驚きました!

 ひるがえって私たちの国はどうでしょうか?
 経済的には豊かなはずなのに、図書館が働く人のために、こんなに夜遅くまで開いているでしょうか?外国人にも開放しているでしょうか?
 ママや子供たちが利用しやすい環境でしょうか?

 色々考えさせられました・・・・・・

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