2016年3月16日水曜日

「テルマエロマエ」の皇帝の別荘は壮大!!

  <ローマ皇帝ハドリアヌスの別荘は今?>

 前回の「ヴィッラ・デ・エステ」に続いて、同じテ

ィヴォリ地区のある世界遺産の「ヴィッラ・アドリ

アーナ」を紹介します。

 ここはローマから東へ約30キロの丘の上に

広がる、古代ローマ時代からの上流階級の保

養地でした。

 ローマ帝国の皇帝ハドリアヌスが118~133

年にかけて建設したそうです。


 庭園は約1.2平方キロ(120ha)という広大な

広さ。入り口近くのギリシャ風の庭「ポイキレ」の

池の周囲にはラベンダーの仲間の花が咲いて

いました。

 見学できるのは約40haだけですが、それでも

1周するのに半日かかります。





 建物はエジプト、ギリシャ風の物を含めて約

30ほど。ハドリアヌスは広大なローマ帝国の領

土各地を旅した人で、そこで気に入った建築を

模したものが多いとか。

こちらはあの映画テルマエ・ロマエ」のモデル?

大小の浴場跡です。





 浴場の天井はご覧のように「ドーム型。

 中央が平場になっていて、休んだり談笑したり

のスペースのようです。











 その周囲には大小の幾つかの浴槽が取り囲

むように配置されていました

 ここで使用した大量のお湯は近くの温泉から

引いたのでしょうか?









  この庭園内では比較的保存状態の良い浴場ですが、

 それでも天井はこの感じで、いつ崩れ落ちてもおかしくな

い?そんな感じがしました・・・・・
















 古代エジプト風のセラーピス神殿の前の池、

「カノプス」は、今でも庭園内で最も美しい所で

す。

 










 周りを囲む白い彫刻群が周囲の緑に映えて

輝いて見えます。












 池の周囲の松がまるで「傘」のように刈り込ま

れて、ちょっとユーモラスな感じがしました。

 広大な庭園内には、図書館、病院?、宮殿、

ギリシャ劇場跡などがあり、一つの「街」脱兎事

が良くわかります。

 ティヴォリには時代は異なりますが、二つの

世界遺産があり、歴史好きの人には外せない

所でした。





 いったんホテルで休んだ後、夕食は下町の飲

食街「トラステヴェレ」へ出かけることにしまし

た。

 地下鉄で降りて川沿いに約10分ほどの散策

です。 

 パラティーノ橋からみたテヴェレ川と、遠くに見

えるのがサン・ピエトロ大聖堂です。



 トラス・テヴェレ地区は多くの人でごった返す

予想以上の飲食街で、流行っている店の前に

はあふれた客がたむろっていて、歩くのがやっ

とでした。

 雰囲気は、東京でいえば上野か神田あたりの

大衆的な飲食街に似ています。





 地元客でにぎわっている店に何とか滑り込

み、トリュフのブルスケッタやヴィーノを注文。













 こちらは野菜不足を補おうと選んだ「小エビの

サラダ」。ブルスケッタとともに美味でした。


 でも周りの人のほとんどが、店の中のカウンタ

ーにある大皿から好きなものを好きなだけ取る

「ブッフェ」(ビュッフェ)を注文していることに遅

ればせながら気づきました。




 飲み物はビールかヴィーノ、食べ放題のセット

で8ユーロ。別会計の追加飲み物やブルスケッ

タなどを合わせても、二人で40ユーロで、味も

量も満足でした。









 テヴェレ川沿いはライトアップされていて、夜

の散策にはもってこいの場所でした。

 大都市ローマは飲食街の賑わいも一桁違い

ました。




























































































































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