2016年3月2日水曜日

”ローマ人の物語” 壮大なり!フォロ・ロマーノ&コロッセオ 

  <ローマは偉大なり!>

*イタリアに着いてから、何となく先送りしていたローマ再訪を、5か月もたってようやく実現しました。10年前の団体旅行以来です。
 大きな街が好きではない私たちにとって、中小のイタリアの都市を巡った後の首都「ローマ」の印象がどうか?自分たち自身も興味がありました。



 「フォロ・ロマーノ」は、現在もローマの中心に

位置しています。

 東西約300メートル、南北約100メートルの

敷地。その中に、紀元前753年~紀元293年

に至るローマ時代の政治や祭事にかかわる施

設が凝縮して建てられていました。

 この写真はティトウス帝の凱旋門です。



 日本でいえば「皇居と霞が関」を一緒にしたよ

うなところです。

 10年前は時間が限られていたので、ゆっくり

歩けませんでしたが、今回は丘の上にも上が

り、様々な角度から味わうことが出来ました。

 写真の中央右側が、カエサル(シーザー)が

起工したという元老院議事堂です。




 こちらはロムルスの神殿。

 フォロ・ロマーノは東西ローマに分裂後、土砂

の下に埋まり、古典建築の見直しが盛んになっ

たルネッサンス期に材料として多くの石などが

はぎ取られたとか・・・・本格的な発掘は19世紀

になってからだそうで、ここは良く昔の姿をとど

めています。




  今は「フォロ・ロマーノ」「パラティーノの丘」「コロッセオ」

の3か所共通券(12ユーロ)でまとめて見学できます。


 パラティーノの丘には、ファルネーゼ庭園やかつての馬場

(スターディオ)があり、早春の花とともに散歩が楽しめま

す。

 この丘からの風景もまた素晴らしい!





 このパラティーノの丘は、ローマの中心の7つ

の丘の中でも一番の「高級住宅地」で、歴代の

皇帝たちが競って宮殿を建てたところです。

 人間は何時の時代も、美しい風景を上から見

下ろすのが好きなのですね・・・・




 庭園は手入れも良く、フォロ・ロマーノも一望

出来て、合わせて半日はすごしたい場所でし

た。











 隣りのコロッセオは長い期間をかけて修復中

でしたが、一部は終わって開放されています。

 今回再訪を決めた理由の一つが、その修復

に区切りがついたためでした。

 入場では厳重なチェックがあり、金属探知機

をくぐったり、警官によるバッグの検査を通過し

なければなりません。




 以前の印象では、周りの壁・観客席は半分以

上欠け落ちていたのに、修復後は4分の3はあ

りました。












 塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読

破し、イタリア暮らしを始めた後だけに、

様々な感慨がありました。

 「何故ローマは世界的な帝国になりえた

のか?長く続いたのか?そして滅びたの

か?」 我々が歴史から学ぶべきことは今

も多いと思います。


 イタリアは中世から19世紀半ばに至る

まで、約300の国に分かれてしまいます

が、それを統一したのがヴィットリオ・エマ

ヌエーレ2世で、この建物はその記念堂

です。(通称ヴィットリアーノ)

 近代ローマの中心・ヴェネツィア広場に

あります。


 


 記念堂はフォロ・ロマーノから中心商店街に向う途中にあ

り、ここからコルソ通りなどの大きな通りが幾つも伸びてい

ます。

 記念堂にはエレベーターがあり(有料ですが)、ローマが

一望できるそうなので、ローマに来たら初めに訪れると、全

体像がつかめてよいかも・・・・











   夕食はテルミニ駅近くのリストランテ「モンテ・

アルチ」で。ローマはナポリとともにピザで有名

なので、早速注文。

 これは「ピザ・サルシッチャ」(ソーセージ)です

が、ナポリと違い、周りの縁フチが高くなく、味も

しょっぱくありません。でも値段がナポリより少し

高めなので、軍配はナポリ!



 この店では他にミックス・サラダ等も食べま

したが、印象に残ったのがこの「ポテト・コロッ

ケ」。日本のコロッケに似た味で懐かしく食べま

した。

 ローマ再訪の初日は、現代イタリアの首都ロ

ーマの大きさを実感した一日でした。









































































































0 件のコメント:

コメントを投稿