2016年4月8日金曜日

ギリシャを訪ねる 昼&夜の顔にアッテネ!

  <夜のパルテノンも最高!>

*ギリシャは「EU離脱か?」と心配されましたが、何とか残って緊縮財政を進めて、財政改善を図っていますが、どうなることか?
 鉄道なども65歳以上は半額とか、高齢者への配慮はありがたいのですが、もう少し公務員を減らすとか、締める必要はありそうです。


 エーゲ海で一番人気の島サントリーニから、7

時間半の船旅を終えてアテネのホテルに着い

たのは前日の夜中の12時でした。

 なので、朝は少しゆっくり起きて近所の散歩で

す。このあたりは中心街に近いのですが、裏通

りに入ると庶民的な店が一杯。この辺りは雑貨

屋さん、金物屋さん横丁です。




 トルコ、インド、そしてギリシャでも、同業者が

集まって通りを形成するケースが何故か多いよ

うです。

 ここは香辛料屋さん。朝から大勢の人が並ぶ

人気店です。








 並んでいる香辛料の色や形からはアジア的なものが

多く感じられました。

 当然ながら、こうしたものを使えば、トルコや中近東の味

にも似てきますよね。















  こちらは八百屋&果物屋さんの通り。

  ギリシャもイタリア同様に、並べ方や配色な

ど、お客へのアピールの仕方が上手だと思いま

す。










 ここはソーセージなどの専門店。

 多分血がいっぱい入っているであろうソーセ

ージが吊るされていました、












  アテネの街を歩いていると、こうした古い建

物が新しい建物の間で放置されているのを良く

見かけます。少しもったいない気がしますが、

財政危機が続いているので、しょうがないです

かね。(イタリアもナポリあたりではルネッサンス

期と思われる建物が放置されていました)

 




 ギリシャが栄えたのは、紀元前1500年から

紀元前500年ごろ。その頃の遺跡などからの

出土品がまとめてみられるのが、この国立考古

学博物館です。










 今でもそうですが、ギリシャの土地は痩せて

狭いので、せいぜいオリーブとかブドウ位が育

つだけ。

 それでも文明が発達したのは「地中海」という

当時の高速道路を持って、海運にたけていたこ

と。それに周囲にエジプトやシリアなどの

先進地があったことが大きな理由だそうです。






 金銀の宝飾品もエジプトや中近東など、各地からもたらさ

れたものが多いそうです。

 今見ても美しい工芸品、宝飾品ばかりで、当時のギリシャ

の財力が想像できます。














 また壁画や絵画なども、エジプトの影響、憧れ

が感じられるものが結構ありました。

 ギリシャは「ヨーロッパ文化の源流」と言われ

ますが、そのベースにはアジア、アフリカの文

明があることを忘れてはなりませんね。








 こうした美しい花瓶、ワインの甕などのテラコッタ(焼き物)

もたくさんありました。

 彩色もきれいで、この博物館が修復に力を入れているの

が良くわかります。















 こちらは「ミロのヴィーナス」を連想させる彫刻。

 これもギリシャ神話をもとにした「ヴィーナス」像の一つだと

思います。素敵でした。
















 こちらは対照的に、かなり「動的」な彫刻の傑

作です。馬が今にも飛んでいきそうです。














 一方、こちらは「エジプト」からの品々の展示コ

ーナーにあった庶民的な女性の像です。

 パンでも練っているのか、全体の雰囲気が現

代彫刻にも通じるところがありました。










 こちらはサントリーニ島にあったギリシャの「ポ

ンペイ」のような遺跡から発掘された壁画です。

 豊かな色彩の花たちです。












 こちらが一番見たかった「少年たちのボクシング」の絵!

 島では会えませんでしたが、ここアテネで会えました。

 これは喧嘩ではなく、試合かスポーツだと思うので

すが・・・・
















 見どころ一杯の考古学博物館ですが、こちらは土産や関

連の本などを売っているリブレリーア(売店)です。

 この彫刻の複製品も、お土産用の展示物です。

 「さすがギリシャ」と、変な所で感心しました。

 












 ホテルで一休みしてから、再び市内中心部

へ。

 イスラム(トルコ)支配の時代が長く続いたギリ

シャではキリスト教会は人目を避けていたため

か、ミニチュアの様に小さな教会が、点在してい

ます。






 半地下式なので、高さは普通の家の1階程度

しかありません。中に入れたので見たら、十字

架、祭壇、フレスコ画、全てがミニサイズで詰ま

った感じでした。










 夕食は3日前と同じ伝統的な飲食街「プラカ」

地区へ。

 中でも一番賑やかなのがこの坂道。確か新婚

旅行の時にもこの辺りで食べました。

 皆お店の外に椅子を出して、賑やかに食べ、

飲んでいます。






 ホテルで聞いた伝統的な音楽を聞かせるタベ

ルナへ(居酒屋)入りました。

 ここではギターやギリシャの伝統楽器を持っ

た二人組が、日本でいえば演歌のような大衆的

な歌を弾き語りをしてくれます。








 食べ物は再びムサカやタラモサラダ、それに

焼き魚などを注文。

 今夜のタラモはたっぷり身が入っていました。












 ひき肉と焼きナスなどのムサカも美味。
 
 コンガリ感が何とも言えません。














 そしてこちらがクロダイの仲間の魚。

 カメリエーレがテーブルの脇できれいに食べやすく切り分

けてくれました。

 私はこれが一番おいしく感じました。















 帰りに坂道を振り返ってみたら、正面にまるで

アルプスの様に、アクロポリスの丘やパルテノ

ン神殿が白い壁の様にライトアップされている

のが見えました。










 そしてこちらは、わたし達が泊まったホテルの

屋上テラスからみたパルテノン神殿です。

 屋上にバールがあって、ここでこの風景を見

ながら一杯やれるのです。

 当然ここは締めのビールですね。








 38年ぶりのギリシャ&アテネの旅は、天気に

も恵まれ、サントリーニ島にも行け、伝統文化に

も出会えて、満足のゆく旅でした。

 次回チャンスがあれば、他の島々や街へも行

きたいと思いました。























































































































































































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