2016年6月10日金曜日

シチリアの自然遺産・エオリエ諸島!

  <観光拠点・リーパリ島は絶景だらけです>


  世界遺産を訪ねるシチリア旅行の二か所目は、自然遺産

のエオリエ諸島です。

 シチリア島の北部、パレルモから本土よりに列車で約2時

間でミラッツォの街へ。ここでフェリーに乗り換えて更に約1

時間で、エオリエ諸島の七つの島の拠点リーパリ島に着き

ました。

 港のすぐ近くの高台に旧市街があります。その中心にあ

るのがトゥーモで、この坂を上ったところにあります。


 この教会と周辺の建物に分散して、エオリエ

諸島の考古学博物館があります。

 ドゥーモの裏庭からは絶景が見られます。

 周辺の花々も美しく、散歩してゆったりするに

は絶好の場所です。

 リーパリは小さな島ですが、諸島に残された

ギリシア時代からの考古学資料が意外なほど

多く展示されています。

 これは地中海貿易で使われた「アンフォラ」と

いう船積み用のワインの甕。まるで昔東北で見

た五百羅漢のように積んでありました。

 小さなお皿や容器には、何故か狐のような飾

りがついていました。

 これの意味が解る方いたら教えてください?

 他にもギリシア人たちがもたらしたレベルの高

い容器や飾りがいっぱいです。

 教会の裏庭から見下ろした海。

 浅くてきれいなので、底がグリーンや濃いブル

ーの美しい色で、とても引き付けられます。

 港の近くには小さなヨット、クルーザーが沢山

ありました。

 夕食はホテルに聞いて、美味しい魚介類の店

に・・・パレルモと違って今度は大正解!

 
 エビにマグロ、カジキ、貝類に、初めて食べる

ほうづきなどのフリットの盛り合わせ。

 これで一人前です!

 野菜サラダもたっぷり!

 島とはいえ、リーパリは、自家用野菜や果物

が豊富なのだとか・・・・

 こちらは日本で言うと「ハマチ」の焼いたもの。

 ほんのり辛いソースやレモンとよく合いまし

た。

 パスタも手打ちで、小エビがたっぷりと・・・・


 これに白ワイン1本で、二人で55ユーロ。

 (約7千円)

 同じシチリアでも、パレルモに比べて値段も安

く美味しくて、真に「お値打ち」でした。

 格安といえばホテルもそう!

 港からすぐ近くで、この落ち着いた雰囲気。

 ロビーや食堂スペースもゆったりで、部屋の

ベッドなども大きく、のんびりできました。

 聞けば、1950年からの営業で、リーパリでは

老舗のうちに入るとか。





  私たちの部屋は蔦の合間に見える白いテラ

スの2階の部屋。

 これで1泊65ユーロ(約8千円)は日本に比

べてもとても安いですね。










 リーパリ最後の日は帰りのフェリーが昼頃だ

ったので、午前中にタクシーを頼んで島内1週

することにしました。

 運転手さんがゆったりとしたイタリア語でガイ

ドしながら進みます。見えているのはリーパリの

港の界隈です。






 北の撮影ポイントからは、エオリエ諸島の主な

7つの島の内、5つが見えます。

 正面は北隣のサリーナ島。映画「イ・ポスティ

ーノ」の舞台にもなった、セレブ御用達の島だそ

うです。









 西のほうには手前にフリクーディー、その奥に

アリクーディーの二つの島が見えます。




 そして南にはヴルカーノ島。山の上から白い

噴煙が上がっているのが見えます。

 運転手さんが久しぶりの2ショットを撮ってくれ

ました。

 このリーパリは近隣の島、例えば火山活動の

盛んなストロンボリ島などへの観光船も夜まで

発着しているので、とても便利です。

 花も島中にいっぱいです。

 戻る途中のリーパリの港と旧市街の高台。

 中心にあるのがドゥーモ&博物館です。

 曇っていてもこの景色ですから、晴れていたら

もっと絶景でしょう・・・・

 次回は泥温泉の島・ヴルカーノを紹介します。


















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