2016年6月18日土曜日

ヨーロッパ最大の活火山 エトナ山!

 <標高3千メートルを超えて、今も現役活火山>


 シチリア旅行の締めは、3千メートルを超える

ヨーロッパ最大の活火山・エトナ山です。

 カターニャから列車で20分、ジャッレ・リポスト

という駅に着き、エトナ周遊鉄道に「乗り換えよ

うとしたら、あいにく事故などで「運休中」という

ことで、タクシーでエトナ山周遊に向かうことに

なりました。

 タクシーはメーターもなく、交渉で、約2時間

エトナ山の中腹の撮影ポイントを回って、30ユ

ーロにしてもらうことにしました。

 山のあちこちにこうした黒い岩があります。

 これらは10年前とか数十年前の噴火で出てき

て固まった溶岩だそうです。

 エトナ山は、2014年の調べでは、標高3,329

メートルです。噴火によって高さは毎回変わる

そうです。

 2013年には世界・自然遺産に指定されまし

た。

 エトナ山の大きな噴火は1669年にあり、そ

の時はシチリア第二の都市・カターニャの半分

が壊滅し、死者が約1万人に達したとか。

 最近でも、2007年に400メートルクラスの小

規模噴火があったそうで、エトナはまさに活火

山です。

 途中にあった休憩所&レストランにあったイラ

ストを見ると、溶岩流がこの中腹近くにも流れ

込んでいたのがわかります。

 エトナ山は、現在は茶色、溶岩の黒、禿げた

茶色、木々の緑と、様々な色がモザイク画のよ

うに組み合わさっています。

 冬場は頂上付近に、さらに「白い」雪が加わる

とか。

 エトナ山の上のほうも素敵ですが、下の方角

を見ても、カターニャ方向の海岸線が見えて、と

ても綺麗です。



 少し下に降りたあたり(5合目か6合目)から

見たエトナ山。やっとこの辺りから緑の木々が

始まります。











 エトナの中腹から、オリーブやオレンジ、サク

ランボなどの果樹類の木々の栽培が始まりま

す。

 ここはタクシーの運転手さんの実家の近くだと

か。

 大きな栗(カスターニャ)の木。

 千年近い?という大木です。

 山から降りたところにあるジャッレの街の教会。

 なかなか趣があります。何気ない小さな町でもこのレベル

の教会があるのですね!

 日本でいうJRのジャッレ駅。

 画面の中央の茶色の建物が、そのホームか

ら見たエトナ周遊鉄道のジャッレ駅です。

 現在運転停止中ですが、乗りたかったな

あ・・・元はこのあたりの農産物を運ぶ貨物鉄道

だったそうです。

 車内から見たエトナ山。山の上の方は、お昼

過ぎにはたいがい雲がかかって、上半分は見

えません。

 裾野沿いに農園、果樹園が広がっていまし

た。

 鉄道でなく、タクシー利用でエトナを周遊した

ので、カターニャに戻り,午後はフリー。

 カターニャの中心街を歩いていたら、横の路地

いっぱいにテントが! ここは青空市で、衣料

品、靴、食料品と様々なものが安く売られてい

ました。(怪しいブランド品も・・・・)

 カターニャはエトナ山の17世紀の大噴火で溶

岩に巻き込まれて街の半分が壊滅。

 その後中心街は一斉に建て直しが行われた

そうで、このカテドラルも含めて、17世紀後半

の建物がほとんどです。

 カターニャのシンボル「象の像」。

 カテドラル前の広場にあります。

 旅の最後は再びホテル近くのパンダへ。

 私たちが1回の旅行内で、同じレストランへ行

くのは初めてです。

 カメリエーレたちも私たちのことを覚えてくれて

いて、歓待されました。

 早速「海の幸サラダ」を注文。タコが柔らかくて

とてもおいしい!

  ボッタルガ(からすみ)のスパゲッティもここ

シチリアの名物です。

 「焼き魚」は、スパーダ(かじきマグロ)とエビ。

 シチリアのレモンで頂きました。ボリュームも

たっぷりでした。

 最後にカメリエーレが、「ソルベ」(イタリア風シ

ャーベット)をサービスしてくれました。

 この日も計算したように、二人で白ワインのボ

トル込みで55ユーロ(約7千円)。

 イタリアで魚介類がたくさん食べたくなったな

ら、シチリア、中でもカターニャやエオリエ島が

お勧めです。

0 件のコメント:

コメントを投稿