2017年7月24日月曜日

ヴェローナで野外オペラを堪能!

  <川がS字に蛇行する街 ヴェローナ>


 イタリア北部のヴェローナに12年ぶりに訪れました。
 ここはヴェネツィアとフィレンツェの中間に位置し、観光ルートになっているのですが、ツァーではほとんど通過する街になっています。

 「ロメオとジュリエット」の舞台として有名ですが、ここアレーナ(円形闘技場)も負けていません。
 紀元1世紀の建築で、現在も夏の間は「アレーナ音楽祭」として、毎晩オペラを上演しています。

 今回私が見たのは「アイーダ」。エジプトの王と王妃、それに奴隷となった外国の王女たちの物語。

 会場は1万8千人収容で、1階席はおしゃれをした女性たちでいっぱいです。


 伝統的な物語ですが、舞台装置は「超現代的」で、中央のクレーンで、大きなボックスを吊り上げたり、バイクのようなものが走ったり!

 オペラというより、「ミュージカル」に近いかもしてません。








 それでも歌は本格的で、良く通る声が会場に響き渡っていました。

 終わって出てきた人たち。
 会場の外のバールでいっぱいやりながら、お話ししている人も・・・・・

 翌朝はベローナの旧市街散歩。

 フィレンツェほどではありませんが、シニョーリ広場周辺には、スカラ家の館や市庁舎、ランベルティの塔など見どころぞろいです。

 ここは花や野菜、土産物などを販売するエルベ広場。

 教会も数多くあります。

 その一つ、サン・アナスタシア教会。

 綺麗なマリア様の像。

 下に台車のようなものがありましたから、祭りの時には外に出て巡行するのでは?

 入り口わきの1対の彫刻。

 ユーモアたっぷりです。
  
 広場の中央にある、思いにふけるダンテの像を見て、少し思いにふけりましたが・・・・

 約400段あるランベルティの塔の上からの絶景。苦労して上った甲斐がありました!
 と思ったのですが・・・・
 帰りに気づいたのですが、展望台のすぐ下まで、エレベーターで来られました。

 ヴェローナは人口約10数万の中都市。
 
 でも美しく伝統ある街並みもあります。
 初めてここを訪れた時に、「イタリアの中都市に住みたい」と思う様になりました。

 町の中心を川が流れる風景が私はとても好きです。日本では金沢、盛岡、弘前など・・・・
 ヴェローナもまた美しい川のある街です。

 しかもここ旧市街の辺りはS字型に蛇行していて、お堀のように街を守ってもいるのです。

 旧市街の対岸にある「テアトロ・ロマーノ」から見たアディジェ川です。

 旧市街のはずれに、カステル・ヴェッキオ(古城)があります。

 そこから延びるスカリジェロ橋。
 
 城と一体化した頑丈な橋です。

 イタリアにはベネツィアやフィレンツェだけでなく、様々な美しい町が沢山あります。

 そのことを教えてくれるヴェローナの街でした。

 

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