2016年7月17日日曜日

スイス国境の街ティラーノは”ひろいもの”

*今、東京に一時帰国中です。様々な雑用は目途がつきましたが、今週は病院の検査&飲み会が待っています。その前に、先日のスイス旅行の帰り、イタリア側のティラーノという町が魅力的だったので、その報告をご覧ください。

  <素敵な貴族の館あり!>


  旅をしていると、期待以上に素敵な街に出会

うことがあります。

 スイスとの国境の街、ベルニナ線の始発駅の

あるティラーノはそんな街の一つです。

 ベルニナ線は箱根登山鉄道と姉妹協定を結

んでいるので、駅名もご覧の様に・・・

 ティラーノ駅前の商店街です。小さなホテルと

レストランが並んでいます。

 帰りのミラノまでの列車の乗り換えで、待ち時

間が約2時間あったので、近くの旧市街を散策

しました。

 歩いて5分もすると、ティラーノの旧市街の中

心にある教会に着きました。

 

 中は意外と(失礼)立派で、フレスコ画はもち

ろん、ステンドグラスが美しいのが印象的です。

 こうしたステンドグラスが幾つももありました。

 そして祭壇の大理石も立派!

 この立体的な装飾は珍しいと思います。

 旧市街のもう一つの中心は、この「パラッツィオ・サリス」。

 この街を長年支配していた貴族の館で、修復も進んで、公

開中です。

 団体客はあまり来ていません。ほとんどは欧米系のご夫

婦や友人同士の観光客です

 イヤホーンガイドは日本語もありました!

 案内に従って階段を上り、2階から見学。

 全体に重厚な作りです。

 この館で驚いたのは、天井や壁いっぱいのフ

レスコ画です。

 ご覧になってお分かりの様に、いずれも修復

が完璧に行われたばかりのようです。

 館は通りに面して横長になっていて、多くの部

屋が続きであります。

 どの部屋のフレスコ画も素晴らしく、色鮮やか

です。

 

 正直、こんなに素敵なフレスコ画はあまり見た

ことがありません。

 天井を見上げてばかりなので、最後のほうは

首が痛くなるほどです。

 この貴族は、通りに面した4つの館をすべて

買い取って改装したとか・・・・

 ここはその中庭です。

 そしてもう一つの魅力がこの庭園です。

 美しいバラと、周辺のアルプスの山々!


 貴族の館としては「五つ星」ランクの館です。

 名前は国際的にはほとんど知られていないけれど、「実は

すごい!」。

 そんな貴族の館に偶然出会えてうれしい限りです。

 ティラーノの「パラッツィオ・サリス」。よろしければお訪ねく

ださい。

*案内の学芸員(女性)が熱心で、「なぜここを知ったのか?」など質問されました。そのうち、もう少し知られるようになるかも・・・・

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