2016年7月7日木曜日

世界遺産の鉄道 ベルニナ線でサン・モリッツへ

  <スイスは鉄道とロープウェイで自由自在!>


 私たちのフィレンツェ留学&滞在の、初めの1

年目が間もなく終わろうとしています。

 前半最後の海外旅行先として選んだのがスイ

スです。世界遺産の「ベルニナ線」がイタリア・

ティラーノからスイスのサン・モリッツまで走って

います。






 このベルニナ線は、日本の箱根登山鉄道と姉

妹協定を結んでいて、幾つかの車両に「箱根」

と漢字で書いてありますし、駅の看板にもカタカ

ナで「ティラーノ」とあり、親しみがわきました。










 これは4人掛けの座席の真ん中のテーブル。

 サン・モリッツ周辺の鉄道地図が書いてありま

す。

 パノラマ車両で知られる「ベルニナ・エキスプ

レス」だけでなく、各駅車両もそれなりの広い窓

を備えています。






 4つ目の駅を過ぎたあたりの丸形カーブ。

 角度によっては、自分たちの後ろの車両がカ

ーブを曲がる姿が見えます。











 車両は、急行も各駅もすべて「赤」。

 アルプスの白い雪と緑に良く映えます。

  終点のサン・モリッツまで約2時間半の旅。

 各駅なのでお客も少なく、右に左に移動しな

がら、素晴らしい景色を楽しめました!

 途中では、湖や山々、滝や氷河まで見られま

す。

 この線が世界遺産になったのもよくわかりま

す。ティラーノ周辺だけがイタリア側で、ほとん

どがスイス側ですが、ここも一応イタリアの世界

遺産の一つです。


 サン・モリッツに着いた翌日朝、少し早めにコ

ルヴァッチ展望台に向かいました。

 天気予報では、午後になるほど下り坂だった

のです。

 ロープウェーのふもとまで市内バスで20分。

 ロープウェーは標高2千メートル付近から、3

千メートル付近まで一気に上がります。


 途中の展望も素晴らしく、アルプスの連山や

湖を見下ろしながら進みます。

 イタリアでは日本人観光客より、中国人、ヨー

ロッパ人の団体が目立ちますが、自然豊かなス

イスは日本人好みなのか、団体客のほとんど

が日本人でした。


 コルヴァッチの頂上から見たベルニナ辺りの

アルプスの山々です。

 降水確率が100%だったのに、朝のうちは青

空も結構のぞいてラッキーでした。











 風の合間に、ピッツの山の頂上も見えました。

 ロープウェイの係員たちの話しているのは、

イタリア語とドイツ語系が半分ずつでした。

 聞けば「ドイツ語を話す奴のほうが良い給料

方に行けるんだ」とこぼしていましたが、本当で

しょうかね?





 帰りは乗り継ぎの6合目付近で降りて、ハイキ

ングしながら下まで降りることにしました。

 途中、ところどころに雪が残っていて、まだトレ

ッキングシューズが必要です。






 標高2千メートル以下の登山道付近には高山

植物や花々が色とりどりに咲いていました。

 景色もよく、歩いて正解でした。
 


 名前のわからない花々が多く、もう少し勉強し

たいなと思いました・・・・

 山を下りている途中、何度も遠くから雷の音と、黒い雲が

近づくのが見え、そのたびに早足で降りてきました。

 まるで追いかけっこです。

 雪解け水が小川となり、滝となり、川となっていく様子が見

えました。


 やっとふもとが近づいてきました。

 放牧中の乳牛たちが登山道の両側でエサの

草を食べています。

 午後3時ごろにサン・モリッツ市内に無事到

着。

 ホテルで一休みを始めたらすぐ雨が降り始

めました。

 夕食は地元で人気のホテル地下のレストラン

へ。スイスでは各ホテルがレストラン経営に力

を入れているそうで、「名店」と言われるレストラ

ンは大概、ホテル内にあるそうです。

 地元料理のチーズ・フォンデュを一度食べたく

て注文。これが二人前です。

 スイス産のチーズに白ワインを加えて、ラクレ

ット(パンの一種)に浸けていただきます。

 野菜は種類たっぷりのサラダバーがあり、こ

の二つだけでおなか一杯になりました。

 ただスイスは、イタリアと違ってレストランや食

べ物を売る店の数が少ないのが残念でした。


















































0 件のコメント:

コメントを投稿